より努力義務の定めは学校教育法上の義務化規定へと変更されました。平成一六年の学校教育法の施行に伴い、各大学は七年に一度自己点検・評価を行い、その結果に関して文部科学大臣の認証を受けた機関の認証評価を受けることが義務付けられることになりました。後述する東洋大学の平成一九年度の自己点検・評価はこの新制度の下で認証評価を受けたものです。東洋大学では、平成三年、当時の菅野卓雄学長の発意によりその実施に向けた作業を早速開始しました。それらの活動の結果は、大学基準協会の認証評価を受けるため、『東洋大学の現状と課題―一九九五年度自己点検・評価報告書―』としてまとめられ、平成八年八月に同協会に提出されました。この報告書により、東洋大学はわが国で最初の大学として大学基準協会より大学基準に適合するとの評価結果を得ました。大学設置基準の改正後早くも五年目にして他大学に先駆けて行われたこの自己点検・評価の作業は、その後における本学の点検・評価の定着化の道筋を築いたものと 五 教育・研究の質的向上を目指して 31
元のページ ../index.html#35