東洋大学史ブックレット14
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食環境学部の設置食環境学部は、生命科学部の食環境学科を発展的に学部として独立させたものです。この学部には、フードサイエンス専攻とスポーツ・食品機能専攻の二専攻を有する食環境学科と、健康栄養学科の二学科が設置されています。平成二一年に生命科学部に三番目に設置された食環境学科は、少子高齢社会において、あらゆるライフステージでの健康で活力に満ちた質の高い暮らしを実現するため、生命科学的視点に立って、食品素材が有する機能とこれが人の健康維持に果たす役割を考究し、生命と健康、食の安全、安心に係る分野で活躍できる人材を育成することを目的として設置されました。しかし、高齢化社会を背景として、健康な生活を支えるスポーツと食品機能の関係や個人の栄養状態に応じた健康保持増進など、高度な専門知識とスキルを必要とする栄養指導には旧食環境学科の領域だけでは十分に対応できない現状がありました。このため、生命科学部食環境学科における生命科学の東洋大学の歴史 ―戦後編Ⅱ―  22

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