lity of Life=生活の質)朝霞キャンパスに設置されました。この学部は、文系五学部の一、二年生の教育の場が、全面的に白山キャンパスへ移転後の朝霞キャンパスの発展的な再活用と、周辺地域との関係性を重視した新しい分野の教育・研究拠点とすることを意図して開設されたものです。この分野として、超高齢化と少子化を背景として発生する多様で複雑な社会的、経済的な問題解決へのニーズに対応すべく、検討が行われた結果、従来の枠を超えた社会福祉の分野が選択されました。しかし、東洋大学には既に社会学部に社会福祉学科が存在しているため、この学科との差別化を図る必要もありました。そのため、東洋大学が充実させてきた従来型の理論中心的な教育・研究を実践的に発展させた、生活支援学科とスポーツ健康学科を有するライフデザイン学部が設置されることになりました。このライフデザインという言葉は、QOL(Quaを重視するという発想に基づき、自らの生活をいかに構築するかということであり、ライフデザイン学部はその方策についての教育・研究を行うものであるとされていま東洋大学の歴史 ―戦後編Ⅱ―18
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