【戦後復興期の潮流一 戦後復興と東洋大学(昭和二〇年~三二年)「現在」に生きた人であり、まさに「現在」に生きる自らでもあるのです。戦前の東洋大学は「哲学」を中心とする単科大学として、学生も少なく脆ぜ弱じくな財政基盤により、ときに紛争にみまわれながら終戦を迎えました。戦後の東洋大学は終戦直後から二〇世紀末までの五五年間を、どのようにあゆんできたのでしょうか。し、長かった太平洋戦争が終わりをつげました。その月の三〇日に、連合国軍司令長官マッカーサーが日本に進駐し、東京に総指令部(GHQ)を設置して、わが国の占領 3 いや】昭和二〇(一九四五)年八月一五日に、昭和天皇が終戦を宣言 一 戦後復興と東洋大学(昭和二〇年~三二年)
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