【校地(キャンパス)問題(「日の丸」・「君が代」)が法制化されました。月にアジア通貨危機がおこり、わが国の経済に大きな被害をあたえます。八月に第三次家永訴訟の判決がだされ、教科書裁判が終わりました。一〇年一〇月に韓国の金大中大統領が、一一月に中国の江沢民主席が来日しました。一一年八月に国歌・国旗法校地問題が大きな課題となりました。昭和五一(一九七六)年二月に東洋大学研究・教育長期計画特別委員会を設置し、教職員から意見を聴取し、「東洋大学の将来像および問題点の報告書」をまとめました。五四年一〇月に学長は、「大学の長期構想樹立の必要性と当面する諸問題の解決について」を発表しました。これは「第一部にわたる基本構想の立案」、「第二部と社会」、から構成されたものです。とくに教学理念の創造と教学基盤の整備のために、①新しい「学是」(新しい大学の目標)を設定する、②三校地の位置づけとこれを活】東洋大学における改革は、すでに紛争末期から着手され、大学が当面解決を要する問題」、「第三部長期大学東洋大学の歴史 ―戦後編Ⅰ―34
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