(日本大学)・哲学館(哲学館大学)・慶應義塾大学部(慶應義塾大学)・東京専門学校(早稲田大学)・日本女子大学校(日本女子大学)などの私立の専門学校が専門学校令による設置を認 校に、はじめて統一的な基準がしめされたこと、②中等学校を卒業した学生の進路が高等学校と帝国大学に限られていたのに、新たな進路として専門学校が生まれたこと、③修業年限を三年以上としたこと、④設置の認可権を地方首長から文部省のみとしたこと、⑤これにより公私立の専門学校がつよく国家の統制をうけるようになったことです。また文部省は、一年半程度の予科をおく専門学校に「大学」という名称をつけることを認めることとしました。これをうけて、専修学校(専修大学)・明治法律学校(明治大学)・和仏法律学校(法政大学)・英吉利法律学校(中央大学)・日本法律学校められ、大学と改称していきました。これらのすべては東京におかれている私立の学校でした。一〇月一日に専門学校令による大学として認められた私立哲学館は、私立哲学館大東洋大学の歴史 ―戦前編―20
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