東洋大学史ブックレット12
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明治後期・大正前期の潮流 【  三んいくいん 専門学校令と東洋大学(明治三六年~大正七年)いだに、満州と韓国に対する利権をめぐる日露戦争がおこり、わが国が勝利をおさめて、三八年九月に日露講和(ポーツマス)条約を調印しました。四三年五月に天皇暗殺を計画したという理由で、幸徳秋水・管野すが等一二名を処刑する大だい逆ぎ事じ件けがおこり、これ以後わが国における社会主義運動はきびしい時代を迎えます。同年八月に日本は韓国を併合して植民地とし、朝鮮総督府をおいて直接に統治していきます。四四年一〇月に中国では辛し亥が革か命めがおこり、約三〇〇年間つづいた清朝〔清国〕がほろ】明治三七(一九〇四)年二月にわが国とロシアとのあやく東洋大学の歴史 ―戦前編―18

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