ンキの開催となったものの、ドイツのポーランド進攻による第二次大戦の勃発によって中止となってしまったのです。昭和二〇（一九四五）年になると空襲も激しさを増したため、池中は故郷中津に帰り中津中学の教員になりました。戦後の中津中学陸上部は九州大会で常に優勝するほど強く、生徒の健康管理にもかなり気をつかっていたそうです。そうした中、若い選手養成のために、昭和二七（一九五二）年、別府マラソン（現別府・大分毎日マラソン）の開催を思い立ち、その実現に尽力しました。ＪＲ日豊本線東中津駅の線路脇に、池中の顕彰碑が平成一〇（一九九八）年に建てられました。そこには、「昭和一〇年四月三日、二時間二六分四四秒」と、池中の記録した当時の世界記録が刻まれています。 5
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