東洋大学史ブックレット11
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は家柄という言葉があります。その家がどのような性格をもった家なのかということです。そうであれば大学柄を考えることも必要です。そして実は、その大学柄を作っていくのはいまの在学生であるということ。東洋大学の出身者で、各界で活躍している人はきわめて多いのですが、本冊子に収めた人たちは、みな故人を選びました。すでに評価が定まっているという理由からです。それでも選ぶに当たって何を基準にしたのかという質問は出てくるものと思います。答えは「独断」です。あまり多くの人の意見を聞いていると、どうしても企画は大きくなる傾向があります。たぶんこの冊子には収まらなくなります。現存者を入れると、自薦他薦でなおふくれ上がります。近年の駅伝や陸上競技・水泳のヒーローもとり上げたかったのですがやめました。また卒業生に限らず、中途退学した人も出身者には変わりありません。ですからこの人たちも収録しました。共に学んだ同窓です。 おわりに   33

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