照)。この哲学堂公園のうちで円了博士が哲学のテーマパークとしてデザインされた区域を「哲学堂」ということにします)。と都市公園としては中程度の規模になります。野球場、弓道場及びテニスコートの運動施設、児童公園を併設した総合的な公園になっており、最寄りの駅からも徒歩でのアクセスが容易に可能であることから広く老若男女に利用されています(表1、図1参区域であるところのいわゆる「哲学堂」は、哲学堂公園の約六割に相当する部分になり、その中核部分については東京都の名勝などに指定されています(以下、本稿では当該往時、周辺は武蔵野の面影を残す田園地帯であったようです。しかし、現在は都市化が進み、高層マンションなども立ち並ぶ住宅街になっており、数多くの動植物生息・生育する緑地としても自然環境保全上重要な役割を期待されているところです。哲学堂は、七七場から構成されています。七七場は、哲学堂の正門として結界の役割を果たす「哲理門」、東洋哲学の孔子・インド哲学の釈迦・西洋の古代哲学のソク 一 哲学堂公園とは 3
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