東洋大学史ブックレット9
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施設の概要庭園や地象などが「七七場」として体系的に配置されており、哲学に縁の薄い一般の人達にとっても哲学の世界を親しみやすく体感できるような工夫が施されています。哲学堂公園は何とも不思議な公園です。都市公園としての哲学堂公園の整備及び管理を東京都の職員として担当された前島康彦氏は、その著書の中で「一度訪れた人は二度、三度と訪ねたくなり、はじめて見た人々は驚くことであろう。…(中略)…ひとたび、園内に入れば、園名の示すとおり何人をも哲学的雰囲気でつつみこんでしまう一種異様な閑静きわまる趣致が横溢していることに、改めて喜びを感ずることであろう。」と評価しています。まさにそのとおりの公園であるといっても過言ではありません。哲学堂公園は東京都中野区松が丘に位置しており、その面積は約五・二ヘクタール哲学のテーマパークとしての哲学堂公園1)  2

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