弧内の数字は何首目かを示したものです)。「人類ありし始めより、知恵の林におもむろに、栄えてここに哲学の、花の開くる世となりぬ。広き世界に哲学の、起こりし源を尋ぬるに、月日は定かならざれど、四千年余も前ならん(一~二)」「例えによりて哲学の、効能書きを掲げんに、霧海における羅針盤、暗夜を照らす常夜灯。もしも哲学なかりせば、多くの人は迷信の、雲に迷うて生涯を、暗夜のうちに終わるべし(一二~一三)」(2)哲学の教えの普及を目指して当時、日本で専門に哲学を学ぶことができる教育機関は、東京大学だけであったといわれています。学生数も極端に少なく、円了博士の入学時は学年でただ一人であっ 哲学のテーマパークとしての哲学堂公園20
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