岩倉使節団の顔ぶれ岩倉使節団のメンバーは、右大臣・岩倉具視が特命全権大使となり、副使として、参議・木戸孝允(前列左)、大蔵卿・大久保利通(前列右)、伊藤博文(後列右)、山口尚芳が副使(後列左)でした。かれらはみな明治維新の功労者であり、まさに新政府の重要人物による海外視察だったことがわかります。これに実務を担当する書記官、各省の専門調査理事官などで、総勢四八名、さらに約六〇名の留学生が随行していました。そ 二 岩倉使節団とその時代的背景岩倉使節団 13
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