東洋大学史ブックレット7
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⑦ 巡回はたいてい同伴者一名とし、巡回中午前は次の地方への移動時間とし、午後⑨ 今回から新築費募集について支援者・協力者に希望に応じて記念として揮毫を贈⑤館主は諸事倹約主義であるので、供応・接待などは謝絶する。⑥やむなく懇親会開会の場合は茶菓のみとする。は演説・講義の時間、夜は揮毫の時間とする。⑧巡回の日程は各地調整の上、一週間前に通知する。呈する。哲学館主時代のものですが、大学を辞しても、おおむねこれに準じていたようです。円了は全国講演旅行を始めるときに、禁酒・禁煙に、断筆を加えて揮毫しない方針でした。禁酒・禁煙は自戒のためと、接待により余計な負担を懸けるのを嫌ったためと思われます。若い頃の円了は酒は強かったようです。酒も煙草も一時は三度の飯より好きでしたが、学校が成功するまで禁酒・禁煙し、玄関にも名刺にも「禁酒禁煙 四 講演旅行の規則と修身教会・国民道徳普及会      17

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