東洋大学史ブックレット6
43/54

七 『妖怪学講義』の具体的内容『妖怪学講義』という大著は、さきに講義録として出版されましたが、三年後の明治二九年に六分冊にまとまられて、その普及がはかられました。哲学を中心とし、これに理学と医学を加えて、妖怪とは何かを明らかにしようとしたものです。この大著は、総論、理学部門、医学部門、純正哲学部門、心理学部門、宗教学部門、教育学部門、雑部門の八種類から構成されています。部門別に主な項目を列挙すると、つぎのようになっています。総論   定義、種類、原因、説明等 七 『妖怪学講義』の具体的内容39

元のページ  ../index.html#43

このブックを見る