第8回:中尾歩さん(工学部環境建設学科2012年卒業)

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🔷~Today’s Work, Tomorrow’s Heritage~🔷

 私は東洋大学を卒業後、前田建設工業株式会社に就職、9年在籍し、ベトナム初の地下鉄プロジェクトなどに参加させていただきました。現在は清水建設株式会社に在籍し、インドネシアで地下鉄の プロジェクトに参加させていただいております。

 学生時代から「海外の仕事」を強く希望していたことと、「人の役に立てる仕事」の両方を求めた結果、海外建設事業に辿り 着きました。言語や文化の違いなども ありますが、それを乗り越え、ミッションをクリアした時には日本国内では味わえない達成感があります。

 英語でのコミュニケーションやその国のルールに則った構造計算などで苦労することもありますが、学生時代に学んだことが、今でも活きていると感じます。その国の発展に貢献し、人々の暮らしを豊かにし、将来その国の歴史の教科書やガイドブックに載るような仕事ができますし、そういった刺激の中で自分 自身も成長することができます。

 Today’s Work, Tomorrow’s Heritage ~今日の仕事が、明日(未来)の財産となる~

既述の通り、会社を変えてでも続けていきたいと思える最高の仕事です。

 

【 ~0を1に~ 】

 日本国内ではインフラは整ってきており、リニア新幹線のような既存のものを昇華させる100を101にする仕事や、メンテや改修で99を100に修復する仕事が大部分を占めていますが、発展途上国における日系ゼネコンでは、その国初の地下鉄や 高速道路など0を1にする仕事の割合が多いのが特徴です。材料や機材、工法など、日本のものをそのまま現地で使用できないことも多く、その困難さは国内の比ではないです。しかし、日本の高度経済成長期を支えてきた先駆者たちも日本では誰もやったことがないことを同じようにやっていたのか思うと感慨深くなるとともに、尊敬の念が強くなります。

 

【~誇れる仕事~】

 しかしながら、当時の日本のように公害問題等を誘発させるわけにはいきません。当社には「子どもたちに誇れるしごとを」というコーポレートメッセージがありますが、全世界共通で子どもたちは未来の象徴で、宝です。子どもたちに、そしてそこに関わる全ての人に、財産と共に負の遺産を遺すことは許されないので、日々の業務の中で、環境汚染対策や安全管理も徹底しています。

 時折、建設現場見学に来る現地の子どもたちや学生が、キラキラした 目で巨大建設物を見つめ、「将来はエンジニア(技術者)になりたい」と言われるとグッとくるものがあります。彼らに夢と感動を与え続けられるように、日本人技術者として精進していきます。

 

【清水建設株式会社 https://www.shimz.co.jp/