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社会学研究科 先輩からのメッセージ(鷹阪 龍太さん)

社会心理学専攻 博士後期課程2年 鷹阪 龍太さん

掲載されている内容は2013年6月現在のものです。

鷹阪 龍太さん

感銘を受けた論文の著者が
身近にいるという恵まれた環境。

Q. どのような経緯で東洋大学大学院に進学したのですか?

大学は秋田大学で学んでいました。そこで履修していた教職課程を通じて、教育心理、教育哲学の分野への興味が強くなり、研究の道を歩むことを決意しました。学部卒業後、同大学で2年間の研究生期間を経て、次は中部大学大学院に進学。修士号を取得した後、さらに研究を深めたいと思い、中部大学大学院での指導教員に勧めていただいた本学の堀毛一也先生の下で学ぶことに決めました。

Q. 現在の研究テーマについて教えてください。

主に「自尊感情」をテーマに研究を進めています。「自尊感情」とは簡単に言うと「自分には価値がある」と思う感情で、質問紙やPCを使った心理テストのようなものを活用して、科学的に検証しようと試みています。普段人が意識している顕在的な態度だけでなく、無意識に持っている潜在的な態度にも注目しています。

Q. その研究テーマに興味を持ったきっかけを教えてください。

大学時代に教育心理の研究の傍ら、児童相談所で臨床心理に関するアルバイトをしていました。そこで不登校の子どもたちと話したり、非行少年と関わるなかで、「どうしてそうなってしまうんだろう」と漠然と感じていました。

そして研究生をしていたときに、ある論文が目に留まり、「これはすごい。一体どんな人が書いたのだろう」と感銘を受けました。奇しくもその論文の著者は、現在の指導教員である堀毛先生だったのです。

Q. 東洋大学大学院で学んでみていかがですか?

堀毛先生に限らず、東洋大学は社会心理学に強い先生が多く、「よく名前を見る論文の著者が、実は本学の教授だった」などということがよくあります。論文の内容について直接本人から話をうかがうこともできるので、本当に恵まれた環境だと思います。

Q. 研究室のメンバーとの交流はありますか?

研究室の仲間とはよく勉強会を開いています。そこで学会の発表の練習をしたり、それぞれの研究について意見交換をしたりと、切磋琢磨しながら研究に励んでいます。

Q. 学会に参加した経験について聞かせてください。

学会には2回参加しました。ここでも、書籍や論文で名前をよく見る著名な研究者が自分と同じスペースで発表していたり、時には質問を交わしたりと、非常に貴重な経験ができました。同年代の研究者志望の学生との交流会もあり、研究生活を進めていくうえでの苦労話や情報交換をするなど、とても有意義な時間でした。

Q. 研究生活の中で大変なこと、苦労することはありますか?

とにかく時間が足りないと感じています。博士後期課程は3年ありますが、やるべきことが山積みでとても間に合う気がしません。一方で、大学院生として研究を続けていくためには生活費が必要です。そのため、T.A(ティーチング・アシスタント)や塾講師などのアルバイトを掛け持ちで行っています。
「研究をするために働くと、研究に割ける時間が足りなくなる」というジレンマはありますが、現在の生活に不満があるわけではなく、自分がなんとなく思っていることを科学的に証明していく作業はやはり楽しいです。とはいえ、いずれはどこかの大学で、研究を仕事にすることができればと思っています。