修了生・在学生が語る大学院の魅力(本田周二さん)

社会心理学専攻博士後期課程修了生

大妻女子大学人間関係学部人間関係学科専任講師 本田周二さん

(掲載されている内容は2016年5月現在のものです)

本田周二さん

指導教官だけでなく、どの先生にも研究の話をしながら、知識を深めていくことができることがとても贅沢


Q.大学院に、進学しようと思った動機・経緯は?

もともと人に対する興味が強く、学部では他大学で社会福祉を学んでいました。学部3年生のときに、自分の興味を突き詰めていくと、社会心理学(中でも自己や対人関係)という領域がマッチしているという考えに至りました。転学部や編入も頭をよぎりましたが、大学院という一つ上のステージで専門的に学びたいと考え、自己研究の第一人者である安藤清志先生がいらっしゃる東洋大学への進学を決めました。

Q.なぜこの大学院を選んだのか?

自分自身が研究したい分野、研究領域のスペシャリストが多かったことが一番の理由です。社会心理学を専門とされる著名な先生方がとても多く、充実した環境で学ぶことができると考えました。    

Q.大学院で学んでみて気づいたこと・発見したことはありますか?

毎日何かしら論文や本を読むことが当たり前(読まないと少し心配になる)という考え方にどんどん変わっていったことは驚きました。                                                       

Q.大学院の魅力は?

①先生方とのコミュニケーションがとりやすいこと:指導教官だけでなく、どの先生にも研究の話をしながら、知識を深めていくことができることがとても贅沢だと感じています。

②同期、先輩後輩とのつながりが強いこと:研究会の運営や学会のサポートなど共同で取り組む作業がいくつもあるため、連帯感がとても強くなるなと思いました。その連帯感があったからこそ、修士論文や博士論文という大変な作業も励ましあいながらできたと思っています。

③学内独自の奨学金制度があること:返済義務のない奨学金制度があり、アルバイトに過度に時間を取られることなく、研究ができると感じました。

Q.大学院での学びを通して得たもの

専門知識はもちろんのこと、自分で課題や仮説を設定し、時には他者と連携しながら、研究を進めていくというプロセスは、社会人が仕事をしていくプロセスと同じであり、社会に出た後に求められる力を知らず知らずのうちに身に付けることが出来たと感じています。                                 

Q.論文の研究テーマ・授業の内容

博士論文のテーマは、「現代青年における友人関係の特徴に関する社会心理学的研究」というものです。現代青年の友人関係の特徴を友人関係における動機づけ(どのような理由によって人は友人と付き合っているのか)という観点から明らかにすることを試みました。「一緒にいると楽しいから」という理由で友人と付き合っている人と、「友人がいないと恥ずかしいから」という理由で付き合っている人では、友人との関わり方が異なるのではないか、ということをいくつもデータを収集して検討しています。友人関係というと一見あたたかい、ポジティブなものであると捉えられがちですが、そうではない部分が友人関係に存在しているのではないか、もしあるならば、それはどういったものなのか、について明らかにしていきたいと考えています。                                                       

Q.大学院での学びが、今どんな形で役立っていますか?

今は、大妻女子大学で社会心理学を教える教員として仕事をさせてもらっています。幸せなことに、まさに大学院で学んだことが活かせる仕事に就くことができたので、とても充実しています。大学院時代に学んできた専門性が役に立っているのはもちろんのこと、TA(ティーチングアシスタント)やRA(リサーチアシスタント)、研究会のとりまとめなどを通して身に付けた事務処理能力が、今の仕事においてとても大切で役に立っていると感じています。  

Q.お金のやりくり方法や授業料などの捻出方法や、生活費のやりくり方法など工夫した点や家族や職場のエピソードなどがあれば教えてください。

家族からの支援、奨学金、アルバイトによって授業料や生活費等をやりくりしていました。

Q.現在の1週間、または1日のスケジュールは?

曜日

5時起床 8時出勤 20時帰宅(授業準備、研究、学外関係の仕事)

曜日

5時起床 8時出勤 20時帰宅(授業打ち合わせ、授業、授業振り返り、学生対応)

曜日

5時起床 8時出勤 21時帰宅(授業準備、研究、学外関係の仕事)

曜日

5時起床 8時出勤 21時帰宅(授業、学生対応)

曜日

5時起床 8時出勤 21時帰宅(授業、会議)

曜日

仕事がある場合は、勤務。研究での出張。何もなければ、自宅で研究

曜日

研究での出張。何もなければ、オフ

Q.今後、東洋大学大学院を目指される方たちへのメッセージを

大学院は、自分の興味をとことん突き詰めることのできる場所であると同時に、社会に出た後に求められる力を身に付けるための場所でもあります。

風通しが良く、研究・教育に熱心な先生方の揃っている東洋大学大学院で、専門性と社会性を高めませんか。    


プロフィール

明治学院大学卒業、東洋大学大学院社会学研究科博士前期課程修了。その後、博士後期課程に進学したのちに、その経験を活かし、神戸学院大学、鳴門教育大学、島根大学で勤務。大学での仕事を続けていく中で、博士号の取得の必要性を感じ、東洋大学大学院社会学研究科社会心理学専攻へ再入学し、博士号を取得。現在、これまでの経験を活かし、大妻女子大学人間関係学部人間関係学科にて専任講師として勤務中。