Graduate School of Interdisciplinary New Science 学際・融合科学研究科 川越キャンパス

※2022年10月より「学際・融合科学研究科 バイオ・ナノサイエンス融合専攻 博士前期課程・博士後期課程」は募集を停止いたしました。

About

新たな学際領域・融合領域を切り開き、
日本の先端研究を加速させる

学際・融合科学研究科は、ライフサイエンスとナノテクノロジー・材料の2つの重要分野を発展させた、新しい学際領域・融合領域を築き、そしてその新興分野を担う次世代の人材育成を行うべく設置されました。バイオ・ナノサイエンスを中心に、文系も視野に入れた幅広い研究分野から学生を募集し、高度な教育・研究で第一線の研究者育成に努めています。

教育の目的・3つのポリシー

教育研究上の目的
【博士前期課程】
  1. どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか
    バイオサイエンスとナノサイエンスを融合した新しい研究分野を切り拓くことを教育研究理念とし、新しい視野を持った科学技術者および研究後継者を養成する。
  2. 学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的
    バイオ・ナノサイエンス融合分野の基礎となる学問、および、研究の核となる先端的実験技術を習得させる。
【博士後期課程】
  1. どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか
    バイオ・ナノサイエンス融合分野を支える科学技術者、第一線の研究者としてこの分野を主導する研究者、国内外の研究機関や、その研究成果を実用化する各産業界においてグローバルに活躍できる国際的な人材を養成する。
  2. 学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的
    バイオ・ナノサイエンス融合分野の基礎となる学問、および、研究の核となる先端的実験技術をさらに発展させ、第一線の研究者となる能力を習得させる。
ディプロマ・ポリシー

「バイオサイエンス」と「ナノテクノロジー」の研究は、世界的にそれぞれが独立して研究成果をあげているのが現状である。このため、「バイオサイエンス」と「ナノテクノロジー」を融合させたバイオ・ナノサイエンスの分野の研究教育の遂行は本専攻の大きな特徴である。本専攻の目的はバイオ・ナノサイエンス融合分野を支え、第一線の研究者としてこの分野を主導する研究者を育成し、その後継者養成を実現することを目的とする。

【博士前期課程】

以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限・単位数等を満たし、修士学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、修士の学位を授与する。

  1. 従来の工学、理学等の既存の学問分野を基盤にしつつ、その枠を超えて「バイオサイエンス」と「ナノテクノロジー」を融合させたバイオ・ナノサイエンス融合分野の基礎となる学問を身につけている。
  2. 研究の核となる先端的実験技術を身につけている。
【博士後期課程】

以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限・単位数等を満たし、博士学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、博士の学位を授与する。

  1. 「バイオサイエンス」と「ナノテクノロジー」を融合させたバイオ・ナノサイエンス融合分野において、自身の知的探求心により、あるいは社会的要請に柔軟に応じて、新しい研究を切り拓ける。
  2. 独立して先端研究を遂行し、必要に応じて異分野の研究者と学際的かつ国際的に協調しながら、国際的レベルの研究成果を生み出せる。
  3. 研究成果を著名な国際論文誌に発表し、第一線の研究者としてこの分野を主導する研究者としての学識と研究遂行能力を身につけている。
カリキュラム・ポリシー
【博士前期課程】
  1. 教育課程の編成/教育内容・方法

    ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせ、ナノテクノロジー分野、バイオサイエンス分野、化学・材料分野の構成で、それらを融合したバイオ・ナノサイエンス領域において、基礎から応用まで網羅する教育課程を体系的に編成する。

    授業科目は、すべての講義を英語で実施し、外国人留学生の受入れ体制を整備し、また、学生の国際化教育を実施する。特に、学生の文献検索能力・学生のプレゼンテーション資料作成能力(英語)・学生のプレゼンテーション能力(英語)を養成する。また、「GEOSET TOYO」教育システムの充実を図り、「GEOSET」システムとの連携を強化し、講義・実験・セミナー・講演・インタビュー等を収録しWeb配信する。「先端機器ワークショップⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」においては、バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターが所有する最先端施設・装置・機器を最大限に活用し、その動作原理から操作方法至るまできめ細やかに教授する。「ウェブ教育Ⅰ・Ⅱ」において、学生の文献検索能力・学生のプレゼンテーション資料作成能力(英語)・学生のプレゼンテーション能力(英語)の養成を図る。

    研究指導は、バイオサイエンスとナノサイエンスを融合した新しい研究分野を切り拓き、新しい視野を持った科学技術者および研究後継者を養成すべく、各セメスター毎に指導教員と密に接しながら、研究を行い、併行してプレゼンテーションや討論の訓練を十分に積むよう指導する。

  2. 成績の評価
    成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。
    ①授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
    ②研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
    ③学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。
【博士後期課程】
  1. 教育課程の編成/教育内容・方法

    ディプロマ・ポリシーの達成のために、特殊研究科目を「授業科目(コースワーク)」、研究指導科目を「研究指導(リサーチワーク)」と位置づけてこの両者を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。

    授業科目は、「GEOSET TOYO」教育システムの充実を図り、「GEOSET」システムとの連携を強化する。講義・実験・セミナー・講演・インタビュー等を収録しWeb配信する。

    研究指導は、複数教員による研究指導体制をとり、学生は研究計画・研究経過・研究成果を英語で発表する。特に、博士後期課程3年次の学生に対しては、研究成果の国際論文誌への発表・英語による博士論文の執筆・英語による博士論文の発表を義務づけ、博士号取得者の質の高さを保証する。教育研究連携契約を締結している海外大学と教育についても連携を図り、「国際シンポジウム」、「国際セミナー」の開催を通じて、国際性を有する若手研究者を育成する。

  2. 成績の評価
    成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。
    ①授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
    ②研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
    ③学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。
アドミッション・ポリシー
【博士前期課程】

入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  1. 学部で学んだ基礎的な知識に立脚し、自身の考えをまとめられる者
  2. 研究計画について自身の意見を持ち、論理的な意見交換ができる者
  3. バイオ・ナノサイエンス融合研究の核となる先端的実験技術や科学的探究心、研究企画力を修得する意欲のある者
【博士後期課程】

入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  1. ナノテクノロジー、バイオサイエンス、化学・材料などにおける融合分野の専門知識や、研究現場の実践において修得した知識・技術のある者
  2. バイオ・ナノサイエンスの先端分野における研究遂行能力(英語力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、論理思考能力)のある者
  3. 国内外の研究者と活発に協力しながら研究を進める熱意(科学的探究心、研究企画力)のある者