教育学専攻

GRADUATE SCHOOL OF LETTERS 文学研究科 教育学専攻 白山キャンパス

About

多様な教育現場の問題解決に寄与する
実践的な研究を行う

本専攻は「教育と現代社会」「心理学と発達臨床」「社会教育」「学校教育」「特別支援教育」の5領域から構成されています。その特色は各自の置かれた状況、職場で抱える問題や疑問をテーマに、その改善につながる実践的な研究を行える点です。就学前教育から高等教育など、さまざまな学校の教職員、地域や企業・職場で後進の育成や職員の研修の活動に携わる方が働きながら研究・学習を続けられるよう、履修の形態や科目を整備・充実させています。

教育学専攻の3つの特徴

01 現場で活躍する高度職業人を支援

現場で活躍する高度職業人を支援

小・中学校などの教育現場や自治体など、それぞれの背景を持ちつつ学び続ける高度職業人へのサポートを目的としています。

02 5つの領域を中心とした専攻領域を用意

5つの領域を中心とした専攻領域を用意

主な専攻領域は「教育と現代社会」「心理学と発達臨床」「社会教育」「学校教育」「特別支援教育」の5領域です。

03 教員や自治体職員を始め多様な高度職業人が学ぶ

教員や自治体職員を始め多様な高度職業人が学ぶ

幼稚園、小・中・高校・特別支援学校の教員のほか、自治体職員、看護師、NPO職員、企業の人事担当者など多様な方が学んでいます。

# こんなことも教育学専攻の学び

大学院生の皆さんは、教員の指導助言のもと研究計画を定め、それにふさわしい調査を行います。文献調査はもちろんのこと、質問紙調査、インタビュー調査、参与観察など、それぞれのフィールドで調査を実施し、学会発表や論文執筆につなげます。また、学会誌や『東洋大学大学院紀要』などへの投稿も行います。教育学専攻では、研究を通して問題の捉え直しや改善につながる実践的な研究を行ってきました。

こんなことも教育学専攻の学び

教員一覧

  • M:博士前期課程・修士課程の研究指導担当教員
  • D:博士後期課程の研究指導担当教員

主な研究テーマ

博士論文は東洋大学学術情報リポジトリより閲覧可能です。

博士前期課程(2022年度修士論文テーマ)
  • 高等学校公民科「公共」における授業構想―思考実験を中心として―
  • 病弱児への教育支援―「社会性」の育成に焦点をあてて―
博士前期課程(2021年度修士論文テーマ)
  • 交流及び共同学習が担う役割と今後の方向性について―平成16年から令和3年までの実践例を中心として―
  • 一貫性を求める義務教育のあり方 ―日本の小中一貫教育の現状から見る、中国の九年一貫教育の改革の出口―
  • 夏目漱石の人間形成に関する理念と実際
  • 知的障害教育における買い物に関する学習の内容と変遷 -平成11~令和3年度を中心として-
  • 高校におけるいじめ早期発見対策の試案 - レジデンシャル・マップを活用した教師支援 -
  • 初等教育における「ディスカッション教育」の意義 −子ども自身の思考を引き出す授業−
    博士前期課程(2020年度修士論文テーマ)
    • 看護学生の実習ストレスとレジリエンス-老年看護学実習に焦点をあてて-
    • 教科横断的なカリキュラム・マネジメントに関する研究 -上越市立大手町小学校(文部科学省研究開発学校)の事例を通じて-
    • ICTを活用した教育がもたらす「学校」概念の変容と公教育の課題
    • 高校生の多文化受容に関する研究 ―質問紙調査を中心として―
    • 教育実習に関する不安や悩みを軽減させる支援システムの開発と適用

    教育の目的・3つのポリシー

    教育研究上の目的

    【博士前期課程】

    1. どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか

    教育について高い見識を持ち、学校教育、社会教育で活躍する高度職業人、および行政機関や非営利団体、知識情報産業などで活躍する人材の養成を目的とする。

    2. 学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的

    教育諸問題について広い視野に立つことを可能にする深い学識、および教育関連諸分野における実践的かつ専門的能力を習得させることを目的とする。

    【博士後期課程】

    1. どのような人材を養成し、どのような人材を世に送り出すか

    教育学・心理学を学んだ成果を生かし、学校教育や社会教育分野において指導的立場で活躍する高度職業人、および行政機関や非営利団体、知識情報産業などで活躍する指導的人材の養成を目的とする。

    2. 学生にどのような能力を習得させるのか等の教育研究上の目的

    教育諸問題について幅広い視野から研究する力量、および自立的な研究者に必要な研究能力、さらには、教育関連諸分野において指導的立場で活躍できる資質と能力を習得させることを目的とする。 

    ディプロマ・ポリシー

    【博士前期課程】

    本研究科・専攻における人材養成に関する目的及び教育研究上の目的を踏まえ、以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限・単位数等を満たし、修士学位論文または特定の課題についての研究の成果(特定課題研究論文)の審査及び最終試験に合格した者に対して、修士の学位を授与する。

    1. 先行研究の意義、目的、方法を理解し、教育学研究に必要な知識・技能を身につけている。
    2. 自ら設定したテーマにもとづいて研究計画を立て、新たな知見を付与する研究を遂行し、論文にまとめることができる。
    3. 広い知識と洞察力、倫理観を備え、教育学研究を通して社会に貢献できる資質や能力を身につけている。

    【博士後期課程】

    本研究科・専攻における人材養成に関する目的及び教育研究上の目的を踏まえ、以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限を満たし、博士学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、博士の学位を授与する。

    1. 当該分野の研究史に関する深い理解とそれに依拠した研究方法論を身につけている。
    2. 独自の研究課題にもとづいて研究計画を立て、独創的な知見を付与する研究を遂行し、博士学位論文にまとめることができる。
    3. 広汎な知識と洞察力、高い倫理観を備え、教育学研究を通して社会に発信し、貢献できる資質や能力を身につけている。
    カリキュラム・ポリシー

    【博士前期課程】

    1. 教育課程の編成/教育内容・方法

    ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。授業科目は、「教育と現代社会」「心理学と発達臨床」「社会教育」「学校教育」「特別支援教育」の5領域を中心に、それぞれ研究方法論・研究史から最新の研究課題を扱ったものを配列し、少人数の演習形式によって、学生自らが社会的に意義ある研究課題と研究計画を立案・実行できるよう指導する。研究指導は、主指導教授、副指導教授の指導のもと、学生の問題意識・研究関心、職場や地域で抱える課題に即して、改善や解決に資する実践的な研究を行えるよう配慮する。

    また、教員としての高い専門性をめざす者が所定の単位を修得した場合、小学校教諭、中学校教諭(社会)、高等学校教諭(地理歴史・公民)、特別支援学校教諭等の専修免許状を取得することができるよう、免許取得に必要な科目を設置する。

    2. 成績の評価

    成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。

    1. 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
    2. 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
    3. 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。

    【博士後期課程】

    1. 教育課程の編成/教育内容・方法

    ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。授業科目は、「学校教育」「教育心理・相談」「生涯学習」「特別支援教育」の4領域を中心に、それぞれ研究方法論・研究史から最新の研究課題を扱ったものを配列し、少人数の演習形式によって、学生が独創的で社会的に意義ある研究課題と研究計画を立案・実行できるよう指導する。また研究指導は、主指導教授、副指導教授の指導のもと、学生の問題意識や研究関心、職場や地域で抱える課題、さらには世界的課題に即して、問題解決や改善、社会的提言に資する、高度な研究を行えるよう配慮する。

    2. 成績の評価

    成績については、客観性及び厳格性を確保しつつ、以下の要素・方法により評価する。

    1. 授業科目については、あらかじめ示す成績評価基準に沿って、各授業科目のシラバスに記載されている方法により、授業担当教員が評価する。
    2. 研究指導については、研究過程における達成度を、あらかじめ示す研究指導計画をもとに、論文報告会等を通じて、研究指導教員および本専攻所属教員により組織的に評価する。
    3. 学位請求論文については、あらかじめ示す論文審査基準、審査体制に基づき、評価を行う。
    アドミッション・ポリシー

    【博士前期課程】

    入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

    1. 教育学や心理学のほか現代の教育問題や関連諸分野についての一般的知識のある者。
    2. 文献読解や論文作成、調査など研究に必要な基礎的能力のある者。
    3. 教育に対する深い関心と広い視野を持ち、真理の探究と研究を通じた社会貢献に対して意欲を持つ者。

    【博士後期課程】

    入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

    1. 教育学や心理学のほか現代の教育問題や関連諸分野についての広範な知識のある者。
    2. 文献読解や論文作成、調査など研究に必要な能力のある者。
    3. 教育に対する深い関心と広い視野を持ち、真理の探究と研究を通じた社会貢献に対して高い倫理観と志を持つ者。