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法学研究科公法学専攻 博士後期課程2年 THAM QUAN TRUNG(タン ワンチュン)さん

 THAM QUAN TRUNG(タン ワンチュン)さん

整備された環境の中で研究できるのは大きな喜び。
本学大学院での研究成果を母国の学生に還元したいと思っています。

※掲載されている内容は2010年5月現在のものです。

Q.本学に入学される前はどのようなことをなさっていたのですか?

ベトナムの貿易大学で経済学と経営学を学びました。外国語として日本語を勉強していたことや、卒業論文で日本とベトナムの経済関係についてまとめたこともあり、留学先として日本を選びました。来日前は、貿易大学の教員をしていましたが、日本の文部科学省の試験を受け、国費留学生として来日しました。最初の半年間は東京外国語大学で日本語をマスターするために勉強し、その後、中央大学大学院の商学研究科で経営学を専攻。「ベトナムにおける日系企業の企業文化」をテーマに、文化も考え方も異なる国での企業活動の変化について調査し、比較研究しました。

Q.その後、本学大学院に進学されたのですね?

はい、中央大学で、修士論文の指導を受けた先生から、企業研究をするには、文化以外に法律を学ぶことが重要だとアドバイスをいただきました。そこで、法律や制度、政策を学ぶために、本学大学院の法学研究科に進学を決めました。今は、「公法学専攻」で、ベトナムのドイモイ政策や労働法、投資関連法を学び、日本との比較やベトナムの現況、法律がどのような方向に発展するかを研究しています。

Q.先生とのコミュニケーションはいかがですか?

現在の指導教授とは同じ中央大学出身といった縁もあり、ご指導いただいています。とても面倒見の良い先生で、メールでのやりとりや自宅へ資料を送付してくださるなど、ご配慮いただいています。また、論文の文章についても、丁寧に日本語の間違いを指摘してくださいますので、とても勉強になっています。博士論文の提出条件は、論文を3本以上書くことなのですが、先生と論文作成の計画を立て、1年目は論文の第1、第2章にあたる1本目を書き上げました。2年目になる今年は、進級してまだ間もないのですが、すでに2本目に着手しています。今は、博士論文の準備のため、週に1?2回、白山キャンパスに通学し、先生の指導を受けています。図書館で本を借りたり、自宅で資料にあたったり、インターネットを利用するなど、ほとんどの時間を研究にあてている毎日です。

Q.日本での研究は順調ですか?

ベトナムの大学では図書館の本も少なく、情報も十分になかったので、研究を進めることは大変でした。でも、日本では図書館の資料も充実しており、コンピュータでの検索もしやすく、先生から必要な資料に関するアドバイスもいただけるので、研究環境としてはとても整っていると思います。ただ、残念ながら日本にはベトナムに関する英語の文献はまだ少ないですね。最近はベトナムに進出する企業が多いので、ベトナムを研究する日本人の先生方も多く、日本語の文献は増えています。しかし、英語やベトナム語で書かれたものは少なく、探すことも難しいので、ベトナムの友人に資料のコピーを送ってもらうこともあります。

Q.留学生同士の交流はありますか?

昨年は、論文作成で忙しく、留学生の交流会にはほとんど参加できませんでしたが、お世話になっている国際交流センターの依頼を受け、埼玉の高校で「ベトナムの文化」について紹介する授業を行う機会がありました。その時は、中国やモンゴルなど他の国の留学生も参加しており、高校生や他の留学生と話ができ、とても楽しい時間が過ごせました。今年も、川崎の高校で授業を行いました。私にとっても有意義な経験でしたので、今後も続けていきたいと思っています。東洋大学の国際交流センターは、留学生のサポート機関でもあり、入学当初は、キャンパス内の施設紹介や図書館の利用方法、機器の取り扱い方など、いろいろと教えていただきました。とても感謝しています。

Q.これからの夢や展望について教えてください。

大学院修了後はベトナムに帰り、来日前に勤務していた貿易大学で教鞭をとる予定です。貿易大学は、設立当時は文字通り「貿易」を専門とした大学でしたが、今は金融、会計、経済にまで専門分野を広げた文系の大学です。文系の大学としては、ベトナムの最高学府です。ここで学生の指導にあたっていきたいと思っています。