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先輩からのメッセージ 藤ノ木 有沙さん

Q.進学を決意したきっかけは?

学部の頃と比較して、様々な分野の情報を取り入れながらITを学ぶことに加えて、大学院では国際的な視野も広げることができるからです。東洋大学はスーパーグローバル大学なので、大学院も同様に国際化をとても重要視していますし、留学生の院生も多く在学しています。進学の大きな要因としては海外での学会発表の実績・サポート面の充実です。私が学部生の頃から、研究室の院生が海外で行われる国際学会に参加しているのを見ていたので、私自身不安なく大学院に飛び込むことができました。

 

Q.現在の研究テーマを教えてください。

動画を用いた口コミSNSをテーマにして研究をしています。既存の口コミの多くは文字情報であり、詳細まで表現できる一方で回りくどく、直感的ではありません。また、本来の消費者が投稿したものではない虚偽の投稿も存在しています。そこでわたしの研究では口コミの投稿形式に3秒間の時間制限を設けた動画を採用することを考えました。視覚的な情報の入手ができ、ステルスマーケティングなどの疑似口コミの参入を抑止させることが可能となります。さらに聴覚からの情報もこの研究により、消費活動の活性化と有益な口コミの提供を目指しています。

Q. その研究に興味を持ったきっかけは?

私自身、よくSNSや口コミサイトを利用しているデジタルネイティブ世代(物心がつく頃にはインターネットやPCが普及して慣れ親しんでいる世代)なので、こういった身近なものをテーマに研究できないかと思っていたのがきっかけです。既存のコンテンツに対して「こうだったら良いのに」と思うことはたくさんあって、さらに使い勝手がよくなればQOLQuality of life)の向上に繋がります。今日の私たちの生活とは切り離せないほどに根付いているテーマだからこそ、研究していてやりがいがありますし、なにより楽しく進めることができています。

 

Q .研究での苦労はありますか?

研究していく上で、これって本当に必要なことなのか?と考えすぎることがあったり、言いたいことを証明するための背景や裏付けを取る作業が大変だったりします。研究活動は自分がやらなかったら進まないので、自主的に取り組むこと、そしてなによりも研究室内でコミュニケーションを取ってアドバイスを集めることが必要になります。立ち止まってもまた諦めずに進むこと、教授や仲間から助けてもらうことを意識しています。「研究は大変だ」と思うことはあっても、それによって日々研究を続けることができています。

 

Q. 学会発表に向けた取組み(準備・活動)を教えてください。. 研究での苦労はありますか?

まずは学会発表の発表テーマを決めるネタ探しから始めます。普段から流行やニュースをチェックして、アンテナを張ることを心がけています。思いついたネタをいくつかピックアップし、ゼミの際に先生にプレゼンします。テーマが決まるとそこからは調査・研究を地道に進めていきます。研究にあたっての背景や目的など裏付けを取っていきます。そして発表資料の制作に取り掛かります。やはり英語での発表だと伝えにくい部分も出てくるので、わかりやすい発表資料にするために画像加工ソフトを用いて画像や図などを作りました。その後はゼミの時間に発表練習をします。英語の発音や発表時間などの調整、そして英語での発表に慣れていき、学会本番に備えます。

 

Q.学会での発表はいかがでしたか。

様々な国・地域に行き、様々な人と接するとてもいい経験でした。普段海外旅行をする際には関わることができないような人が集まって、学会発表をするというのはとても不思議な体験に思います。実際に海外での学会発表はとても緊張しますし、自分の発表している内容が聴講者の方々に伝わっているのか不安になります。しかし、発表後の質疑応答の時間に質問やアドバイスをもらえると、次の研究へのヒントになったり、モチベーションに繋がりました。学会の合間のフリータイムには、参加者との交流をすることによって異文化理解を深めることもできました。

Q.今後の目標をお聞かせください。

ひとまずの目処として1月末に予定しているアメリカでの国際学会に向けての準備と、2月に行われる修士論文の発表会を目標として動いています。しっかりと2つの発表を行うためにも、同時並行で進めていけるような短期的なゴールを設定して取り組んでいます。それぞれの質を下げないように日々調整を繰り返しています。今後は、これまで学んできたことを土台として今まで以上に幅広い分野の情報を取り入れたITについて考えていきたいと思っています。具体的な問題点の発見や解決策の提案、考察などを行なっていきたいです。

 

Q.大学院進学を検討している人にアドバイスをお願いします。

「大学院って具体的に何をしているところなのだろう?」と、そんな風に思っていました。周りの友達は就職していく中で、自分だけまだ学生気分で取り残されて不安になった時もありました。でも、思い返してみると海外での学会に参加したり、TAとして教えることの楽しさに気付けたり、自分のことについて見つめ直したり、有意義な時間を過ごすことができました。大学院進学という選択肢が少しでも可能性としてあるならば、進学してみても損はしないと思います。むしろ就職していたらできないような経験を積むことができ、可能性が大いに広がります。

 

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