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健康スポーツ学専攻

健康スポーツ学専攻長 木内 明 教授
 

生活の質(QOL)の向上と健康寿命延伸実現のための健康づくりとスポーツ文化を探求する

専攻長メッセージ

健康スポーツ学の研究領域の広さは今更説明するまでもないでしょう。文部科学省の科学研究費補助金の交付にあたっては、応用健康科学、スポーツ科学、身体教育学の3分野に大別されますが、その研究手法はいわゆる「自然科学系、社会科学系、人文科学系」を広く包括し、きわめて多岐にわたります。本専攻でいえば、自然科学系として、ヒトの構造・機能を扱う組織・解剖学、生理学、生化学、運動生理学、アスリートの健康管理を含むコンディショニングやトレーニングなどの領域を揃えています。社会科学系としては、健康を社会現象の中で論じる健康社会学や、情報の発展を社会学的な観点から扱う情報社会学などの研究が行われています。そして、人文科学系では、社会学、歴史学、文化人類学などの研究手法や課題において健康やスポーツに関する研究教育が行われています。このように本専攻だけでも実に幅広い領域の学問であるのです。

このような多岐に渡る健康スポーツ学は、健康やスポーツのとらえ方、研究アプローチも多様です。例えば、最近盛んな「eスポーツ」ですが、運動生理学などの自然科学の立場からしますと、自らの身体を介在して行うスポーツはそもそもアナログな行為であり、身体活動とのかかわりが希薄で、デジタルな発想と親和性が高いeスポーツをスポーツの範疇に含むにはやや抵抗があるようです。かたや、社会文化的な現象としてとらえる場合、人々が競い、楽しみ、経済活動やライフスタイルにも多くの影響を及ぼすeスポーツは、れっきとしたスポーツです。このように、現代の多様なスポーツ現象を分析するにあたっても、健康スポーツ学という領域内の分野によって扱い方が異なるのです。おのずと、一面的なとらえ方でなく多様な専門分野における研究パラダイムを理解した上で、健康やスポーツを論じることが求められます。そのために本専攻においては、幅広い学問的な考え方を横断的に講義する「健康スポーツ学総合演習」など、健康やスポーツを総合的に捉える能力を養う授業も開講しています。また、自身の専門性を深く探求する研究指導を始め、多数の専門科目の拡充にも努めています。本専攻では学問的・実践的なスキルを高め、専門的職業人、それを支える研究者の養成にも取り組んでいます。

20世紀以降、飛躍的な発展を遂げた健康スポーツ学ですが、今なお日々発展し、その領域をあらゆる学問分野へと拡大し続けていて、とても学部教育だけでは学び切れない学問だと思います。大学院という一つ高いステージにて専門的職業人としてのキャリアを開拓してもらいたいと思います。

概要

ヒトや動物を対象とした実験的研究、疫学などを用いた調査的研究、子ども・高齢者・障がい者・アスリートを対象とした応用的研究、教育現場を研究対象とした教職系研究などの中から、専門分野を選んで研究することになります。その上で、健康関連産業、行政施設、スポーツ関連企業などで専門的知識を生かして人々のQOLの向上と健康寿命の延伸に貢献できる人材を育成します。

入学定員:修士課程10名
開講時間:昼夜開講(昼間主)
キャンパス:赤羽台
学位:修士(健康スポーツ学)
教育訓練給付制度指定講座:修士課程

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