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2015年度 募集型企画旅行演習 講義レポート

平成27年度 募集型企画旅行演習 授業レポート

第1回 2015年9月23日 講義概要

 講義の概要について、森下准教授、島川准教授より説明がありました。 この講義は、ツーリズム・マネジメントコース在籍の2年次生で、春学期に「国際航空運賃」、「海外実務」、1年次(または2年次秋学期)に「旅行産業論」を履修し、10月に総合旅行業務取扱管理者試験を受験している学生で、秋学期に「旅行企画論」を並行して履修している学生を対象とします。この参加条件はかなり厳しいですが、4月の学年別ガイダンスでも発表していましたので、この講義を受講したいと思った学生たちはそれぞれ早くから準備を始めて、この日を迎えていました。パッケージツアーは大きく分けて「フルパッケージタイプ」と「スケルトンタイプ」の二つがあります。「フルパッケージタイプ」とは、各社の企画力、手配力を駆使して、個人旅行ではなかなか体験することのできないような内容を充実させたツアーのこと。「スケルトンタイプ」とは、パッケージであらかじめ決まっているのは、航空便と宿泊等、基本的なところだけで、あとは参加者がオプショナルツアーや現地の交通を使って自由に旅を作ることができるもの。この講義では、それぞれのタイプで特徴的な旅行会社の商品を実際に体験してもらうことになります。「フルパッケージタイプ」では、充実したツアー内容とお値打ちな価格で特に女性に人気を博しているジャルパックの台湾。「スケルトンタイプ」では、現地のアクティビティの充実、対応デスクの充実、観光地への移動や買い物に便利な専用シャトルバスの運行など、他の旅行会社の追随を許さない現地対応を実現しているJTBの「ルックJTBグアム4日間」が提示されました。それと今年からは、大阪でカリスマ添乗員として有名な平田進也さんプロデュースの国内旅行も新たにラインナップに加わりました。
それぞれのツアー内容を吟味して、学生たちは自分が参加するコースを決めることになります。

第2回  2015年9月30日 プレースメントテスト

 希望者が多かったので、第2回目の講義でプレースメントテストが行われました。プレースメントテストは総合旅行業務取扱管理者試験の範囲内の旅行業約款と海外旅行業実務(国際航空運賃計算および出入国法令等)の中から出題されました。
その結果が翌日に発表され、それぞれ3コースの参加者が決まりました。これからはそのコースごとにグループを作り、ともに学習を深めていきます。

第3回  2015年10月7日 ガイダンス

 今日は、授業の初めに先週実施したプレテストの答え合わせを行い、出題範囲であった旅行業約款や国際航空運賃の確認をしました。受講生は全員、10月11日に総合旅行業務取扱管理者の試験を控えていたので、受験前に最後の確認ができたかなと思います。その後、台湾、グアム、国内のデスティネーションごとに分かれて自己紹介などを行い、それぞれメンバーの中からプロジェクトを引っ張っていくリーダーを決めました。今後の授業では、旅行業界に精通している講師や先生方の講義や、グアムチームでは株式会社JTBワールドバケーションズ、台湾チームでは株式会社ジャルパックの会社見学など、他では体験できないような内容がたくさん予定されています。全15回の授業を通して、私達がよく目にするパッケージツアーが店頭に並ぶまでの過程や、旅行業者がつくるパッケージツアーにはどのような工夫がなされているのかなど、普段知ることのできない募集型企画旅行の裏側に迫っていけるよう、頑張ります。
<国際観光学科 2年 齋藤泰>

第4回  2015年10月14日 パンフレットを使ったワークショップ

 本日は島川崇先生による“パンフレットを使ったワークショップ”を行いました。台湾コース、グアムコース、国内コースでそれぞれ高めの料金設定のパンフレットと比較的安めに料金設定されたパンフレットを持参し、それぞれのパンフレットに使われている写真の枚数を数えました。「人が全く写っていない写真」、「観光客が写っている写真」、「地元の人が写っている写真」、「観光客と地元の人、両方が写っている写真」のカテゴリに分けて数え、それぞれのパンフレットでの割合を調べました。結果が明らかで、驚きました。高めに値段設定されたパンフレットは「人が全く写っていない写真」が多く使われ、地元の人や観光客が写っている写真ほとんど使われていないことがわかりました。一方で、比較的安めに料金設定されたパンフレットは高めに値段設定されたパンフレットよりも地元の人や観光客が写った写真を多く使っていることがわかりました。これはTom Selwynの”The Tourist Image”という本に基づいた作業で、パンフレットの写真をこのように分類して割合を調べることで、それぞれのパンフレットの伝えていることが見えてきて面白かったです。また、近年は肖像権の問題で「人が全く写っていない写真」が増えてくるということを学びました。たしかに、パンフレットをよく見てみると観光客や地元の人にモザイクがかけられていて、肖像権を意識した工夫が見られました。しかし、旅の楽しみはやはり現地の人との出会いで、人との交流を伝えることができるのは地元の人が写っている写真です。これから先、パンフレットを製作する機会があったら、パンフレットを手に取る人に「人との交流」を伝えられる写真を使って製作したいと思いました。今までなんとなく手に取ってきたパンフレットも、今回この作業をしたことで「このパンフレットが伝えたいことは何だろう」ということを考えながら見ることができそうです。
<国際観光学科 2年 金子みなみ>

第5回  2015年10月21日 パッケージツアーの歴史と将来性

 募集型企画旅行演習、第5回目は松園俊志先生による「パッケージツアーの歴史と将来性」についての講義でした。講義ではパッケージツアーの歴史を中心に当時の時代背景や、先生からのちょっとした雑学などを含めながら、わかりやすく教えていただきました。最初のパッケージツアーが禁酒大会参加のツアーであったのはとても意外でした。最近では航空業界の規制緩和により日本でも多くの航空会社が誕生しました。しかし、今では定番となったLCCなどは安価であるが、料金やシステムの規制が厳しいため、パッケージツアーとして市場に出るのが難しいのが現状です。先生も講義中にLCCをどのようにしてパッケージツアーへ利用するかが課題であると仰っていました。他にも上海の春秋旅行のように、旅行会社が航空便を運行するなど、旅行産業に新たなビジネスを生み出しやすい環境を日本政府が作るべきであるとも仰っていました。今回の講義でパッケージツアーの歴史を辿り、まだまだ未開拓な分野がある事や大きな可能性が眠っていると感じさせられました。募集型企画旅行演習ではその様な可能性を自分達で切り開けるような能力を身に着けたいです。
<国際観光学科 2年 松村勇希>

第6回 2015年10月28日 パッケージツアーと旅行業約款

 今回は、森下先生によるパッケージツアーと旅行業約款についての講義でした。まず、変更補償や特別補償など約款の内容を説明していただき、お客様に旅行代金を先払いしてもらいサービスを提供するというパッケージツアーにおいて、旅行業約款はとても重要なものであると学びました。しかし、実際は約款上の決まりだけでは旅行者の申し出にうまく対応できないことがあるということで、講義では実際に起きた過去のパッケージツアーにおけるお客様からの申し出の事例を挙げて、約款上どう解決するか、旅行会社としてサービスなどを鑑みてどう解決するか、の二点でグループに分かれて話し合いました。そのお客様からの申し出は、「バスの故障により最大の目当てだった観光施設に行けなかったため、旅行費用の半分か航空運賃を返してほしい」というもので、旅行会社には責任がない内容でした。私たちのグループは、そのお客様だけに特別な対応をしていいのか、お金を支払うならどこまで支払えばいいのかなど悩んだ結果、旅行会社に責任がない場合、約款に従って変更補償金を支払えば済むのではないか、また旅行者全員に公正ではないといけないのではないかと考えました。しかし実際は、このお客様に対してのみ航空運賃の三分の一を支払い解決したということを聞き、お客様に納得してもらうためには約款上のことだけではなく、臨機応変に解決策を考えていくことが重要であると感じました。
 <国際観光学科 2年 居川陽菜子>

第7回  2015年11月4日 東京海上日動保険訪問

 今回私たちは銀座にある東京海上日動の本社に行き、海外旅行保険についての講義や、東京海上日動の子会社であるインターナショナルアシスタンス株式会社のサポートデスクの見学をさせていただきました。まず、トラベルラウンジでご挨拶、概要を説明していただいた後、3グループに分かれて、竹本さん、池田さん、三觜さんに案内していただきました。東京海上日動「海外総合サポートデスク」(INTAC)では、INTACの説明を受けるとともに、生の仕事の風景を見学することができました。このデスクは24時間年中無休でスタッフが海外旅行中に何かトラブルに遭ったお客様に対して着信率が100%になるように適切な人数配置を考えているそうです。そのため、今何人のスタッフが席にいるのか、休憩しているのか、他の仕事をしているのかなどがすぐに確認できるボードもありました。講義では旅行会社が旅行保険を自社で売る意義についてとお客様が旅行会社で保険に入るメリットについてという二つの命題についてグループごとに考えました。旅行会社が旅行保険を自社で売る意義について、私たちのグループでは保険の内容を理解しているため、対応がしやすいからや、お客様の安心に繋がるからという意見があがりました。実際には(1)保険会社の収益のため(2)自分のツアーに参加したお客様をお守りするため(3)企業防衛のためと教えていただきました。(1)については、委託契約というものがあり、保険会社から手数料を受け取ることができるというメリットに繋がり、(2)はお客様が保険に加入していることによって、医療費などの心配をせずに最善の選択をできるというメリットとともに、この対応によって信頼感を得ることができるため、(3)に繋がるという説明をしていただきました。これらの理由のために旅行会社は旅行保険を勧めていたのだと理解することができました。もう一つの、お客様が旅行会社で保険に入るメリットについては、手間が省けること、ツアーにあわせた保険を相談しながら選べること、手続きがスムーズなことなどが挙げられました。竹本さんからは、保障内容がわかっているため迅速な対応をしてもらうことができるのが一番大きなポイントだと教えていただきました。病気や怪我だけではなく、ロストバゲージなどの細かなトラブルにも対応ができるそうです。また、大きな事故が起きた際に自分自身で話せなくなったとき、保険に入っているか、それはクレジットカードの保険なのか、その場合は旅行代金をクレジットカードで払っているのかなど何段階も確認会社は確認する必要があり、その確認のために何日もかかってしまうこともあるそうです。旅行会社を通じて保険に加入していることが確認できるとそれらの行程を飛ばして迅速な対処を受けることができるのだと教えていただきました。普段パッケージツアーを利用する際や、海外研修へ行く際に、言われるがまま、内容も意図も考えずに入っていた旅行保険についての講義を聞き、旅行保険の重要性を深く理解することができました。また、インターナショナルアシスタンスのデスクを見学してきたことによって、私たちが海外でトラブルにあったときにどう対応をしてくださっているのかを生で感じ、実際に研修に行く際にも安心していくことができると思いました。昨年は学校で講義を行ったそうですが、今回は会社に足を運び生の職場を見せていただき、社員さん方の生の声を聞くことができるという新鮮で貴重な経験をさせていただきました。東京海上日動の皆様、ありがとうございました。
<国際観光学科 2年 田中雅子>

第8回  2015年11月11日 パンフレット表記の裏側

 今回の講義では旅行業公正取引協議会より袋井さんをお招きし、「景品表示法と旅行業における公正競争規約」についての講演をして頂きました。過大な表示や誇大広告などを禁止する景品表示法について、制定された経緯から目的、旅行業とどのように関わっているのか学びました。不当な表示は消費者の誤解を招くだけでなく、消費者が商品を適正に選択できなくなり、事業者同士が公正に競争できなくなるという事態に陥りかねません。しかし、「表示」と一言に言っても、文字媒体のものだけが対象ではありません。実際に消費者が目にするモノ、耳にする音楽、声など受け取る情報全てが対象になっています。例えば、店内で流れるテレビ・ラジオのコマーシャルや店内ディスプレイはもちろん、訪問販売・電話などのセールストークや、携帯・SNSのメールマガジンも「表示」に含まれています。大学生の中にはアルバイトで販売に関わる学生も多いと思いますが、その時に口にする宣伝も景品表示法の対象になっているということになります。「表示」をつくる人は言い回しや表現にも気をつけなければなりません。旅行業における公正競争規約についても、具体例を用いて袋井さんは説明して下さいました。公正競争規約も景品表示法のように旅行者に勘違いをさせるような表示を禁止しています。広告を1つ作るにしても、写真・文字の大きさ・内容等すべての要素に誤解を生む表現がないか確認する必要があります。この表示規約の対象となるのは、全ての旅行ではなく、あらかじめ旅行会社が企画して参加者を募集する形の募集型企画旅行(国内で募集するもののみ)に関するものに限られますが、こちらも紙媒体だけでなくWebやテレビを通じてのものも含まれます。また、表示を禁止されている事項だけではなく表示しなければならない事項と誇大広告をしてはならない事項もあり、厳しく定められています。例えば最低旅行代金を載せたら最高金額の記載も義務づけられており、最低金額と最高金額で文字色に変化をつけたり、文字の大きさに差を出したりすることも禁止されています。ツアーで行けないところの写真を使ってはいけないし、サービスの品質や景観や衛生に関しては誇大広告をしてはいけません。もし、広告の表示と違う商品を宿泊施設や飲食店が提供した場合、原因が旅行会社の非に当たらなくても、不当な表示をしたことにより旅行会社に責任が追求されます。このように、景品表示法と旅行業における公正競争規約は、消費者に誤解をさせないように細かく厳しく定められています。旅行は高額商品で消費者の期待も高いため、広告の表示に関して細心の注意を払う必要があるのだと思いました。今回、パンフレットや広告作成の決まりや裏側について詳しく知ることができ、とても勉強になりました。お仕事でこれらの規約に精通している袋井さんの貴重なお話を聞くことができ、良い経験になりました。ありがとうございました。
<国際観光学科 2年 加藤まどか>

第9回  2015年11月18日 旅行企画の裏側(1) JALPAK

 今回の講義はジャルパック海外企画商品第3事業部の森さん、古藤さんにお越しいただき、パッケージツアー作成の裏側についてお話していただきました。普段は知ることのできないツアー作成の貴重なお話を聞くことが出来ました。1つのパンフレットが完成するまでには半年以上の時間を要します。どのような商品を売り出すか等の方針を決定し、出張に行った後パンフレットの作成に取り掛かります。出張に行く際はお客様の立場にたって現地を視察するとおっしゃっていました。実際に旅行されているお客様に混ざって視察に行くこともあるとおっしゃっていて、そうするとお客様の生の声が聞きやすいようです。また、パンフレットに載っている商品で旅行に行ける期間の2か月ほど前から売り出す理由の一つに早く旅行の予約をしてくださるお客様がいるからだということを初めて知りました。客の立場からは気付かない、企画をする方々の裏側での気配りや工夫だと思いました。Webも発達している現代では、顧客と旅行会社が持てる情報の量に差がなくなってきています。その中で、個人で旅行を手配することとの差異をお話ししてくださいました。森さんは旅行会社の仕事の中で重要なポイントは「仕入」と「手配」だとおっしゃっていました。パンフレットを作成しても、仕入や手配が出来ていなければお客様に旅行を提供することが出来ないからです。特に「仕入」では、素材を事前に確保する等、一般のお客様が行うことが難しい部分を教えてくださり、パッケージツアーの魅力が分かりました。春休みに台湾に行くチームはジャルパックさんのツアーで観光するのですが、そのようなツアーの裏側を知ることが出来て、研修に行くのがより楽しみになりました。
 <国際観光学科 2年 大友美蘭>

第10回  2015年11月25日 旅行企画の裏側(2) JTBワールドバケーションズ

 本日はJTBワールドバケーションズから梶原友幸さんと渡邉大輔さんにお越しいただき、ツアー並びにパンフレット造成について「商品体系とそのコンセプト」というタイトルの元講義を行っていただきました。まず初めに、JTBワールドバケージョンズのJTB内での位置づけやLOOKJTB以外の企画旅行を販売しているJTBの会社などJTBについての基礎的なお話がありました。JTBだけでも様々な部門の会社があり、改めて大きな会社だと実感しました。JTB内でのメインのパンフレットはどの方面のものでも赤色でありその中身の質が方面別で異なってはならないので、どの部署も赤色パンフレットを作る際に規定をきっちり守っているということを知りパンフレットの裏側にはとても大きな企業努力があると感じました。個人的に最も興味深かったのが、他社とどのように差別化しているのかということでした。他社だけでなくほかの競合目的地が多いミクロネシア地方では安いイメージが付いているためそれらを実際にどう克服するかという問題がありました。その中で旅程保証を高めに設定したり、LOOKJTBのお客様のみが使えるラウンジがあったりと、LOOKJTBでミクロネシア方面に行ってもらうための工夫を知りました。
自分たちはハネムーン、ファミリー、シニアという3グループに分かれて現地で行動しますが、それらに対するアプローチが実際にどのように行われているかなどしっかり見てきて実りある4日間にしてきたいと思います。
<国際観光学科 2年 阿部哲郎>

第11回  2015年12月2日 台湾組JALPAK会社訪問

 12月2日の講義の時間、私たち台湾チームは、春休みに行う募集型企画旅行演習の際利用するJALPAKさんの会社訪問をさせていただきました。私も含め会社訪問を初めて行うという生徒が多数で、一歩会社のビルに足を踏み入れた瞬間、オフィスというものを肌身で感じたのを覚えています。はじめに、JALグループについての概要を以前ご講演いただいた森さん古藤さんをはじめ、同じ部署で働いていらっしゃる女性お二人の方から説明していただきました。また、「なぜこの職についたのか」、「仕事をしている上で喜びと感じるもの」など突っ込んだ私たちからのたくさんの質問にも丁寧に答えてくださりました。以前の講演でJALPAKという会社について学んだ私たちは、JALPAKさんの安心と品質の「いい旅、新しい旅。」はこのようにして造られているのだなと感じることができました。次に、JALPAKさんの企画部門、予約部門、セールス部門などの部署を見学させていただきました。生徒の多くは実際に働いていらっしゃる方がいるオフィスというものを見るのは初めてだったと思います。説明を受けている隣でミニミーティングが行われていたり、パソコンに向かいながら電話でお客様と話している姿をみたり、パソコンの画面が予約業務の際に使うシステムのAXESSが開かれていたりと、実際にオフィスに足を運ぶことで生きた現場を感じることができました。様々な部署を見学させていただき、フロア一面に机が並べられて、そこで働いていらっしゃる方々を見たときこの方々がJALPAKを支えていらっしゃるのだなと感じることができました。また、販売部門はお客様の個人情報を取り扱う部門でもあるのでセキュリティが堅いとのことです。そのような中私たちが見学できたのは光栄であり、大変貴重な経験ができたと思います。今回のJALPAKさんの会社訪問を通し、旅行商品を造っている方々がどのように働いているのかを、旅行商品を利用する側の私たちが目でみてお話しを聞いて感じることができました。JALグループさんにはいろいろな関連会社さんがありますが、そのなかの一つ、JALPAKさんにこのたび会社訪問を行うことができ、大変光栄です。このたびはありがとうございました。
<国際観光学科 2年 瓜田美穂>

第12回  2015年12月9日 グアム組JTBワールドバケーションズ会社訪問

 今回の講義で私たちグアム組は、JTBワールドバケーションズ(以下JWV)の本社にお伺いさせていただきました。皆さまお忙しい中お時間をいただき、会社の構成や部署分けについての説明、その後実際のオフィスを見学、そして私たちの質問に答えていただくという流れでの会社訪問となりました。JWVは目黒に本社を構え、「ルックJTB」をメインとした海外個人旅行商品の企画開発・仕入・販売・手配を主な業務とされています。そしてこの「ルックJTB」という商品は、1968年に販売を開始し、現在までに累計で3000万人以上の日本人を外国に送り出しています。社員の皆さまが仕事をされている様子の見学の時には、自分たちが東洋大学の観光学科で勉強した内容が実際の仕事の中で使われている部分もあり、自らの学んできたことがそのまま実際の仕事に直結しているということが分かり、とても刺激を受けました。今回の見学でお話ししていただいた内容の中には、JWVのツアーがどうやって高品質を保つことができるかの秘密や、品質を維持したままできるだけ価格を抑える秘密など、ほかの旅行会社も垂涎の情報ばかりで、ほかの授業じゃ絶対に聞けないところまでお教えくださり、貴重でとても楽しい時間だったと感じています。更に、東洋大学からJWVに就職された先輩のお話しも伺うことができて、旅行業界への就職を目指している者にとっては、益々励みになりました。
 <国際観光学科 2年 山本宇宙>

第13回(1)  2015年12月16日 デスティネーション研究(台湾組)

 今回の授業では、台湾・グアム・国内(関西)グループがそれぞれ各デスティネーションについて研究し15分程にまとめプレゼンテーションを行いました。私達台湾グループは、気候や簡単な歴史などを含む基本情報、訪問予定である都市、淡水、台北、九份、グルメの5セクションに分け台湾がどんな国で、どんなものが観光客に人気であるのかを紹介しました。一方、グアムグループは事前にターゲット別研究として決めたシニア、ファミリー、ウェディング&ハネムーンの3つのセグメンテーション別にSWOT分析をし、どのターゲットにどこの観光地が適しているのか、マイナスポイントはいかに改善していくかといった内容を発表しました。台湾グループが観光客目線であったとすればグアムグループは旅行会社視点からの調査であったと思います。また、国内グループはツアーバスを利用するためツアーバスの歴史や魅力、また訪問予定である天橋立とグルメについて、そして添乗員の平田さんについての発表をしました。今回の発表会で皆にそれぞれのデスティネーションがどんなところであり、これから私達が何を見てくるのかをシェアすることができ、さらに訪問する本人たちにとっても有意義な事前学習になったと思います。台湾グループも研修時に異なった視点から旅をみるということで、発表会後に皆が考えてきたアイディアをもとに社会人女性旅、学生旅、一人旅と3つのセグメンテーション分け担当するグループを編成しました。3つの違った観点から台湾旅行というものを調査し、考えていきたいと思います。各グループ詳しい旅程が旅行会社から届きはじめ、旅行保険に加入するなど研修旅行が具体的になってきました。楽しくそして充実した学習の旅になるようにしていきたいと思います。
 <国際観光学科 2年 尾高みなみ>

第13回(2)  2015年12月16日 デスティネーション研究(グアム組)

 今回の授業では、台湾グループ・グアムグループ・国内グループの3つのグループごとに訪れるデスティネーションの研究をし、発表しました。各チームが訪れる国の基本情報・観光地・その国のパッケージツアーの特色等について調べ発表しました。私が所属するグアムチームでは、ファミリー・ハネムーン・シニアと3チームに分かれ、その視点からのグアムの観光地としての強み・弱み・機会・脅威を予想し、分析もしました。私たちが今回参加するツアーは通称スケルトンパッケージツアーと呼ばれている形式です。これは旅行会社がデスティネーションまでの航空券手配、現地のホテル手配をしてくださり、残りの滞在日は個人で好きなように過ごせるというものです。そのため私たちは4日間という旅行日数の中2日間は現地の旅行会社のオフィスを訪問したり、滞在するホテルの施設を見学したり、またファミリー・ハネムーン・シニアのグループごとで各ターゲットの傾向に沿ったオプショナルツアーに参加します。普通の学生旅行では味わえない数々の体験ができるため、チームメンバー全員が発表の前調べの時点からとても気合いが入っていました。以前わたしもグアムに旅行として訪れたことがありますが、そのときは自分のニーズに合わせたプランを選んでいました。そのため体験できること、感じることは自分の年齢、性別、全てが自分中心の立場からのものでした。しかし旅行会社の企画担当者目線で考えたとき、自分中心での立場で旅行企画をすることなどほとんどないでしょう。今回の研究発表で自分とは違った立場からその立場に立ち、ニーズを考えるのは難しいということがわかりました。また旅行を企画するにあたって、毎回同じ内容では顧客の方は飽きてしまいます。その飽きを感じさせないためにも、その顧客の興味を惹くような新たなニーズを発見し、それに沿ったプランを考え続けるということの大変さも感じることができました。今回はあくまで自分たちで考察したことであるため全て仮説ではありますが、仮説を立てることによりたくさん感じることや新たな疑問点も生まれ、学習を進めるにあたってとても大切なことだなと感じました。実際にグアムに訪れるまでにもっとたくさんも仮説を立て、またグアムを売っているデスティネーションとして販売している他社の着眼点や動向などについてもチームみんなで考えたいと思います。このデスティネーション発表により、チーム全体のまとまりが以前よりもでてきたと感じます。この募集型企画演習という貴重な機会の中で、チームの中でも自分とは異なった見解、考え方を持った仲間たちと情報共有したり、ディスカッションをしたりして、全員で一緒に成長していけたら良いなと思います。また授業での学びとともに、チームメンバーの意識も高めていけたら良いなと思います。グアムを訪れるのがとても待ち遠しいです。
 <国際観光学科 2年 坂本奈菜>

第13回(3)  2015年12月16日 デスティネーション研究(国内組)

 今年度、新たにできた国内組です。私たちは、日本旅行の平田進也さんが添乗員の大阪出発「ヒラタ屋バスツアー」に参加する予定です。そして、今回のプレゼンテーションでは(1)バスツアー(2)天橋立(3)平田進也さん、について発表しました。(1)では、バスツアーについての魅力・注意すべき点や、少し変わったバスツアーなどを紹介しました。バスツアーは料金設定が安いものが多く、気軽に参加できるものであるということがわかりました。また、近年、バスツアーが人気になるにつれてさまざまな嗜好を凝らした商品が作られています。例えば、行き先が分からないミステリーツアー、季節限定の白川郷ライトアップツアー、ミュージカルを見に行くツアーなど。私は今までバスツアーに参加したことがありませんが、魅力的なツアーをたくさん発見し、ぜひ参加したいと思いました。(2)では、京都にある天橋立についていろいろな情報を学ぶことができました。天橋立は見るスポットによって呼び名が変わるなど、初耳情報満載の発表でした。天橋立の周辺では鰤が有名で、鰤に関する豆知識も教えていただきました。(3)では、今回のツアーの添乗員・平田進也さんの基本情報や名言などを知ることができました。ツアーの前日には平田さんと会食する機会をつくっていただきました。約2万人のファンクラブが存在する平田さん、どんな想いで旅行業に携わっていらっしゃるのか、気になることがたくさんあります。お会いするのが本当に楽しみです。実際にバスツアーに参加して、バスツアーの魅力、バスツアーを日程どおり運営していくことの凄さ、そして平田進也さんの魅力をしっかりと学んで来たいと思います
 <国際観光学科 2年 鹿野真優>

第14回  2016年1月6日 先輩による講演とまとめ

 第14回目の授業は私たちの先輩である市川翔子さんにお越し頂き、貴重なお話を聞きました。市川さんは現在四年生で業界最大手であるJTBワールドバケーションズに内定していらっしゃいます。初めは旅行会社に就職したいという強い想いはなかったそうですが、二年前に私たちと同じように募集型企画旅行演習を履修し、旅行業界に興味を持ったそうです。観光学科の学生の多くは日々旅行の企画や手配について学んでいるため、パッケージ旅行の魅力をたくさん知っています。そこで市川さんは単純に“フルパッケージツアー”を楽しみにしていたからこそ、募集型企画旅行演習という授業を通して、多くの疑問点や問題意識を持ったそうです。市川さんは募集型企画旅行演習で日本旅行によるシンガポールのツアーに参加しました。ツアーの目玉はあの有名なマリーナベイサンズでチョコレートビュッフェを堪能するものです。このチョコレートビュッフェは通常マリーナベイサンズの宿泊者しか利用できません。しかしこのツアーではそのチョコレートビュッフェを堪能することができるのです。ツアー参加者はこのビュッフェは時間無制限で楽しめると聞いていましたが、旅行会社の手違いか何かで、時間を制限されてしまったそうです。ここで市川さんは期待していたからこそとても残念だったとおっしゃっていました。また、ツアー中のバスの中でガイドさんがしつこいくらいにお土産のチョコの宣伝をしていたそうです。楽しい車内が、押し売りのように聞こえるチョコの宣伝によって、雰囲気が悪くなってしまったようです。多くのツアーで観光地をめぐる間に土産店に寄ることが多くあります。ツアー会社は土産店に行くことで、その土産店からコミッションを得ているからです。しかしお客様は行きたくもない土産店に連れて行かれることを不満に思う人も多くいます。それにも関わらずなぜその欠点を改善しないのかと市川さんは疑問を持ったそうです。そこで“もっと募集型企画旅行を良くできるはず”という想いが出てきました。そして市川さんは“私がもっと募集型企画旅行を良くしたい”と強い想いを持ち、旅行業界を目指したそうです。市川さんは常に問題点を探したり、気になったことはすぐ質問したりすることを心掛けていたそうです。問題点を探すと簡単に言うけれども、とても難しいことです。そこで市川さんは私たちにアドバイスを下さいました。それは“人の行動や表情に注目する”ということです。残念だった、気に入らなかったというときに口に出す人ばかりではありません。お客様の気持ちを見抜くために行動や表情が重要です。よくお客様を観察し、ふとした時の残念そうな表情や納得のいかなそうな顔をしっかりキャッチし、その理由を考えることで、疑問点や改善すべき点を見つけることができるそうです。市川さんのお話を通して、さらに実際に現地に行くのが楽しみになりました。ただツアーに乗っかって行くのではなく、観光を学ぶ学生として広く視野を持ち、市川さんのように問題意識を持ち、多くのことを吸収して帰ってきたいです。
 <国際観光学科 2年 浦野史佳>