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卒業生の声 ~菊池 沙安さん~

大学で培った専門知識を活かすkikuchi

国立研究開発法人理化学研究所
(応用生物科学科2013年卒業)
菊池 沙安さん

 現在の職業を選んだきっかけは?

卒業研究では、イネを使って植物ホルモンの研究をしていたのですが、試薬を入れ忘れるといった小さなミスがあったり、得られた結果もサンプル間の個体差が大きく、きれいなデータが出なかったり、始めは上手くいきませんでした。なぜ上手くいかないのか、原因を考え、ミスの無いよう1つ1つチェックするようにしたり、個体差を少なくするために光の当たり方を考えてイネを育てたり、試行錯誤した結果、最後にはきれいな結果を出すことができました。実験がうまくいくと、大きな達成感を得ることができました。また、卒業研究の中でも、目には見えないような小さな変化を数値化して目に見える形で表すことのできる機器分析に興味を持ちました。この経験を活かして、研究や分析の仕事がしたいと思いました。

 生命科学部で学んだこと、役に立っていること

私は植物のフェノーム解析や、植物体内のメタボローム分析を行っていますが、生物分野の植物の知識だけではなく、微生物の分野や化学分野の知識も必要となるので、それらの専門的な知識を大学で得られたことは大いに役立っています。また学生実験や卒業研究での、試薬の調製方法や実験機器の取り扱い方、機器分析の経験は仕事にそのまま役立っています。さらに、卒業研究を通して、始めは上手くいかなくとも、実験を続けて結果を出すことのできた経験から、失敗しても課題に前向きに取り組む姿勢を身につけることができたこともしっかりと今の自分の力になっています。

 もう一度、学生に戻れるとしたら、何に取り組みたい?

学科や専攻に関係なくいろいろな講義を受けたいです。研究課題へのアプローチの仕方は様々なので、それに対応するためにも学生のうちに多くの分野の知識を学びたいです。また、職場では英語論文を読むことや、英語のセミナーを聞く機会があるので、英語の講義には特にしっかり取り組みたいです。

後輩へのメッセージ

大学で学ぶ専門分野の知識は社会に出たら使わなくなる方も多いと思います。しかし、卒業研究などでの失敗や成功を繰り返して課題に一所懸命取り組んだ経験は、必ず社会に出てからも様々な課題を解決するための力になるはずです。大学生活の4年間は一度しか有りませんから、後悔の無いよう、しっかり学び、しっかり楽しんでメリハリのある濃密な4年間を過ごして欲しいと思います。