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法学部ゼミ紹介(武市ゼミ)

専門演習 憲法の事例問題・時事問題の考察

コース14 教員:武市 周作

ゼミ内容

一口にゼミといっても、報告・議論・その後のまとめ、授業以外の企画など、その活動内容は豊富です。それらにどう関わって、何を得るのかは各ゼミ生次第です。

扱うテーマ

テーマは憲法に関する様々な問題です。憲法の事例問題や時事問題を検討しています。事例は司法試験の過去問題などを参照にしますが、特に司法試験受験を前提としているわけではありません。むしろ試験のアプローチにとどまらず、事例に関わるすべてのことを考察の対象としています。憲法解釈・適用はもちろん、制度や社会背景、政治状況、国際情勢なども含めた広い視野に基づいて取り組むことができます。

最近はニュースで憲法に関わる話をよく耳にしますし、憲法は小学生の頃から学ぶので馴染みはあるはず。しかし、どうも身近に感じなかったり、難しいと感じたりする人が少なくありません。憲法改正、安全保障、選挙といった政治問題に大きく関係するからそういうイメージを持つのかもしれません。「法学を学びたいけれど、政治のことにも興味がある」、そういう人にこのゼミはぴったりですが、他方で、憲法から考えられるテーマはとても身近なところに潜んでいます。「恋愛」、「家族」、「就職・アルバイト」、「公務員」、「校則」――こういった日常生活に関わることも憲法に関わります。

報告準備

ゼミの中心は「報告」と「議論」です。それをより充実したものにするためには、報告者は綿密な準備をしなければなりません。テーマについて資料や論文を集めて読み込んで、班のメンバーで徹底的に議論をした上で、報告のためのレジュメやスライドを作成します。資料や論文を読むことで、偏った知識や誤った情報、根拠のない憶測に引っ張られることがなくなり、冷静・客観的に考えられるようになります。検討が進むと、なんとなく「こういう問題があるだろな」と思っていたことがずれていたり、これまでには気付いていなかった視点を得られたりします。
報告準備では、2~3週間前から始めても直前になると忙しくなるほどです。「計画性」、「班のメンバーとのコミュニケーション」、「スケジュール管理」なども身に付いていきます。

報告

報告では、分かりやすく、興味を持たせられるものを目指します。講義では学生は聞く側にいますが、ゼミでは学生が授業をする側に立ちます。眠くなるような、レジュメを読み上げるだけの報告はもってのほか。報告では、声の出し方や他の学生の反応をみて対応する臨機応変も大切な要素です。
報告にあたってスマートなレジュメ・資料を作ることも求められます。考え抜いて頭の中が整理されていれば、レジュメや資料も分かりやすくなります。また、これを通じてコンピューターリテラシーも高めてもらえればと思っています。

議論

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授業時間には、とことんまで議論します。単に報告をこなして、それに対して形ばかりの質疑応答をするだけで終わってしまってはもったいない。ゼミは、自分の意見を示して、人から意見を聞いて更に考えることが大切。また、何らかの結論を導くために全員で取り組むことができる場です。質問も議論もいきなり高度な水準を狙う必要はありません。まず「素朴な視点から」――ちょっとした疑問や雑談のようなことが根本的問題に繋がることはよくあります。

「授業時間が終わればそれでおしまい」ではありません。ゼミの時間では答えられなかった内容、報告の振り返りなどを、学内外のシステムでフォローしていきます。

ゼミの特徴・雰囲気・特別活動等について

本ゼミには勉学に真摯に取り組む学生が集まります。負担は少なくないでしょうが、勉学に励むことに各自で意味を見出し、できる限りのことをやってゼミに臨む姿勢は感心します。

ゼミは色々な考えを共有することに意味があります。各自が各様に関心を持ち、それぞれのやり方で憲法問題にアプローチしていることを大切にして、相互に批判し、共に考えることを大切にしています。ゼミ生同士をみていても、だれかが権威的に意見を押しつけるような雰囲気はなく、相互に批判し合い、お互いに学び合う場になっています。

ゼミ合宿

特別活動

教室を離れても学びの場はあります。
その最も大きなものが合同ゼミです。2013-2015年度には夏休みを利用して、沖縄大学との合同ゼミと沖縄の現地調査を行いました。2016年度には新潟大学との合同ゼミを実施。さらに、2016年度から秋学期に、中央大学・新潟大学・東洋大学の3大学合同ゼミも実施しています。他大学の学生と議論を闘わせるのは実に刺激的で楽しいものです。今後も継続的に実施していく予定です。(これとは別に、2017年度は北海道に赴き、憲法・法学に関係する地を訪問しています。)

3・4年生の夏休みは就活準備や公務員試験勉強のために忙しくなりますが、うまくスケジュールを管理して準備を進め、日頃顔を合わせるメンバーとは違う学生と共に学ぶことで得られるものは少なくありません。
新入ゼミ生の歓迎行事として、国立国会図書館や最高裁判所、憲政記念館の見学なども行ってきました。

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ゼミ生に対して望むこと

4 ゼミは大学での学びの醍醐味です。ゼミで、自ら考えて問題を発見・分析し、論文を読み資料を調べ、ゼミ生同士・教員と議論することで、いつの間にか様々な能力が身に付きます。確かにゼミの負担は小さくありません。しかし、そのような負担も自分を成長させるきっかけなのだと考えてくれればと思っています。できる限り積極的に関わり、大変さも楽しめるような場であってほしいと願っています。

 

ゼミでは自由な議論が大切です。各自が気後れすることなく発言することで議論が始まります。自分の質問は意味のないものではないかなどと考える必要は全くありません。素朴な質問が大きな議論を生み出すことはよくあることです。議論を経る中で自分の考えや価値観に揺さぶりを受けるのがゼミの意味だと考えています。