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法学部ゼミ紹介(早川ゼミ)

専門演習 行政判例研究

コース20 教員:早川 和宏

ゼミの内容

本ゼミでは「自分で読み、調べ、まとめ、報告する」能力を養うことを目的に、『行政判例百選(第7版)Ⅰ・Ⅱ』所収の判例について報告、発表を行っております。
ゼミの進め方は以下の通りです。

(1) 行政判例百選の中から自分の興味を持った判例を選ぶ。

(2) 最高裁判所民事判例集等、要約されておらず、かつ、評釈等のついていない判決文を入手する。

(3) 判決文を読み、事実の概要、第1審判決、第2審判決、最高裁判決及び私見をまとめたレジュメを作成する。

(4) 当該レジュメに基づき、報告する(第1回報告)。

(5)ゼミ生全員で質疑応答を行い、当該事案にかかる法律上の問題点を明らかにする。

(6)討論により浮かび上がった疑問点・論点を整理検討し、判例評釈・批評等を参照のうえ、再度レジュメを作成し、次週の演習を報告する(第2回報告)。

 

特徴・雰囲気・特別活動等について

このゼミの主な特徴は3つあります。

1つ目の特徴は、ゼミの活動に対して非常にメリハリがあることです。ゼミの時間が始まるまでは和気藹々と世間話をするなど、和やかで明るい雰囲気が溢れています。しかしゼミが始まったところで一転、静かに判例研究の報告を聞き、各班に分かれ疑問点をまとめ質問するといった、まじめで学習に対して意欲的な雰囲気になります。先生やゼミ生から出される質問は学問的な内容にとどまらず実務的な質問にまで及ぶため、それらの多種多様な質問に答えるべく判例研究の報告者は判例や文献を徹底して調べ、報告者だけでなく全員が理解できるよう工夫して報告します。それにより、行政法の知識を細かいところまで幅広く得ることができます。

2つ目の特徴は、特別活動で貴重な体験ができることです。過去には有志を募り釜石市と常総市において公文書に関するボランティアに参加しました(関連ニュースはこちら)。ほかにも国立公文書館を訪問・見学するなど、公文書管理の研究を専門とされている早川先生のゼミならではの体験をすることができました。

3つ目の特徴は、ゼミ生の意見を活動の中に反映させやすいということです。ゼミ生の「このような活動がしたい」という意見があれば、早川ゼミでは不可能であると却下するのではなく、意見を尊重し、どのようにしたら実現することができるのかを話し合います。上記の特別活動や見学もゼミ生の意見を元に実現したものが多く、常に新しいイベントや見学のチャレンジができるゼミとなっています。

 

ゼミの学生に望むこと

以上の記述は、現役のゼミ生に書いてもらいました。
早川ゼミは、学生を主体に運営されています。教員は、先頭に立って企画・運営するのではなく、きっかけを与え、サポートするというスタンスを取っています。
ゼミは、学問の場であると同時に、自分を成長させる場です。学問の場では、判例研究を通じて知識や様々な視点を身につける。特別活動の場では、企画力、説得力、交渉力、実行力を身につける。2つの場が機能することにより、「法理論と実務をつなげて考える能力」を身につけてほしいと思っています。
先述のような教員のスタンスから、この2つの場を機能させるためには、ゼミ生の「やる気」が不可欠です。最初から「できる」必要はありません。「やる気」があり、それを持続できること。それがゼミ生に対して望むことです。