MENUCLOSE

法学部ゼミ紹介(太矢ゼミ)

専門演習 民法(財産法)に関する法律問題

コース26 教員:太矢 一彦

ゼミの内容

近時は、インターネット取引、サプライチェーンなどの進展に伴って、他国の企業との間での取引が増え、契約は急激に国際化しています。このようななかローマ法にルーツがあるとされる大陸法(フランス法・ドイツ法)、またそれとは別個の起源をもつ英米法を学ぶことは、日本の民法の理解を深めるのに重要であり、また大学を卒業し、国際ビジネスを携わるときに役立つ知識になる

と思います。また、いわゆるソフトロー(PECLUNIDROITなど)と呼ばれる契約法の国際化の流れも活発となっており、日本の民法もそれに対応するため20204月から改正債権法が施行されています。

このようなことから、来年度のゼミでは、まず春学期はフランス法(CODE CIVIL)、ドイツ法(BGB)、イギリス法(コモンロー・エクイティ)、ソフトロー(OECL)と日本の民法(契約法)とを比較し、「契約法の本質は何か?」について一緒に勉強したいと思っています。そして、秋学期には、ゼミ生が興味をもてそうなテーマを一緒に探し(例えば「安楽死」「代理母出産」「懲罰的損害賠償(不法行為)」「建物賃貸借(不動産に関する権利関係)」「相続(家族法)」「信託」「保険契約(ヘルスケア含む)」「仮想通貨(金融法)」)、ゼミ生各自が、自らのテーマを選択し、国際的な比較を行いながら、問題の本質に踏み込んで報告をしてもらいたいと思っています。

 

 

特徴・雰囲気・特別活動等について

 

ゼミでは、春学期は、比較契約法に関するレジュメを配布し、それを輪読しながら理解を深め、それとともに比較法の手法を学びます。そして秋学期では、各自報告をしてもらいます。

ゼミ合宿は年2回(1回は海外の大学との合同ゼミを予定)行っており、いずれも希望者のみで、テーマを設定し実施する予定です。またゼミのOBなども含め、サブゼミなども行いたいと思っています。

ゼミの雰囲気は例年いたって和やかで、勉強以外にも、コンパなどの懇親行事も適宜行っています。

 

ゼミの学生に対して望むこと

1つのテーマについて深く研究することは将来社会人として活躍するにあたって貴重な経験になると思います。

 少なくとも自分の報告するテーマについては、時間をかけてしっかりと取り組んでほしいと思っています。また、他の人と議論することも大切であり、そのためには報告者のみならずゼミ生全員の予習が欠かせないです。ゼミは、やはり集団として機能するものだと思いますので、ひとりひとりがその自覚をもって頑張ってほしいと思っています。

また、ゼミを通して、学生時代に国際的感覚をしっかりと身に着けてもらいたいと思っています。

 

その他

大学時代に共に学んだ仲間がいるということは人生において大変貴重な財産になると思います。

将来、その仲間の頑張りを自分の励みとし、またそう想ってくれる仲間の為に頑張れる、ゼミがそういう仲間作りの場になればと思っています。