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法学部ゼミ紹介(根岸ゼミ)

民法の観点から社会問題を考察する 

コース10 教員:根岸 謙

ゼミの内容

本ゼミでは、各自が国内外の社会問題を研究課題として設定し、これを人類が多年にわたって築き上げてきた民法(学)という分析ツールにより、一つひとつ丁寧に検討し、悩み、そして他のゼミ生とともに考え抜くということを通し、論理的思考力や文章表現力、コミュニケーション能力、責任感、チャレンジ精神を養うことを目的としています。

2020年度春学期は、「危機時において法律学は無力か?」というテーマのもと、各自、新型コロナウィルス禍での社会問題に関する新聞記事を一つ選び、問題となっているこれまでの制度、法的問題点、実態・実情、判例・学説、他国での動向等について調査・考察するという研究を行っています。以下は、その一例です。

・「政府系金融機関による迅速な融資審査手法についての現状と問題点
―特に新型コロナウイルス禍での中小企業融資の円滑化を目指して」

・「新型コロナウィルスの影響によるイベントの中止と不可抗力」

・「家賃支援対策におけるドイツと日本の考察」

・「日本政策金融公庫の危機対応等円滑化業務のさらなる迅速性を目指して」

・「印鑑文化からデジタル署名・電子契約書への移行に際しての問題点」

特徴・雰囲気・特別活動等

ゼミ生は全員,自身の研究課題について真剣に取り組んでおり、数十ページにわたるレジュメを作成したり、外国の状況について翻訳したり、また、実際のイベントに関する契約書をWeb上から集めて比較分析したりしています。ゼミを行なっている時もゼミ生は真剣です。ですので、みな、頭を抱えています。

また、報告後はレジュメを論文という形で作成し直し、根岸ゼミの論文集(「社会と法」、年3回発行予定)に掲載してもらう予定です。この論文集の趣旨は2つあり、1つはゼミで頑張った成果を残すという点、もう1つは後輩が本ゼミに入ったときの一つの目安を提示するという点です。後者の内実は、後輩からしたら乗り越えるためのハードルとして捉えられ(師を乗り越えることが師への最大の恩返し)、論文を書いた先輩からしたら易々と後輩に乗り越えらえないようなものを書くという動機づけとして捉えられるのではないかと考えています。ですので、みな、頭を抱えています。

なお,本ゼミは2020年度から開講したばかりで、ちょうど非対面授業の実施と重なってしまったため、2020年6月時点では残念ながら実際に会ってゼミをしたり、合宿や懇親会等を行うことができておりません。しかし、ゼミ生全員が、一生懸命になってレジュメを作成し、議論に臨むという姿勢を共有できており、そのような共通の目的に向けて戦った者同士だからこそ、おそらく、対面授業が再開された後に開かれる合宿や懇親会等の場で、「あの時は良く頑張った!」と、共に称え合っていると思います。教員としても、その時が来るのをとても楽しみにしています。

ゼミの学生に対して望むこと

“自身の壁を打ち破りたい”と思っている方と一緒にゼミをやっていきたいと思っています。論理的に考えたり、話すことが苦手なので能力を身につけたいとか、地元の経済を活性化させるための政策立案をすることのできる公務員になりたいとか、政府系金融機関に就職して、夢を持っているけど経営難のため資金繰りに困っているという経営者を救いたいなど、自分なりの目標を持って大学生活を送っている方は、ぜひアプライしてください。
民法の得手不得手や成績云々については問いません。しかし、ゼミに毎回参加したり、一定の質を備えたレジュメや論文を作成するといった最低限のルールは守って取り組むようにしてください。

 みなさんとゼミでお会いできるのを楽しみにしております。