教員紹介(吉岡 勉)

吉岡 勉(Tsutomu Yoshioka)

教授(国際観光学科)

【略歴(プロフィール)】
-Brief Summary of Career(Profile)-

高校卒業(1986年)から20数年間、IT業界にて中央官庁や金融機関等の情報システム開発運用に従事しました。その間、仕事と並行して大学および大学院での学修、研究に取り組み、学士(経営情報学)、修士(経営管理)、そして博士(経営学)の学位を取得しました。2012年にIT業界を離れ他大学で教員になり、2017年より当学部の教員として研究、教育に励んでいます。
1968年、東京都生まれ。2006年、産業能率大学経営情報学部(通信教育課程)卒業。2009年、産業能率大学大学院総合マネジメント研究科MBAコース修了。2012年、亜細亜大学大学院アジア・国際経営戦略研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。
 

【研究分野(専門領域)】
-Research Field-

「ホスピタリティ産業の管理会計」が、私の研究分野です。「管理会計」はManagement (or Managerial) Accountingの和訳で、文字どおりmanagement(経営・管理)のための会計です。経営が数字だけで行われるわけではないことは、想像できるでしょう。この「管理会計」という分野は、金額数値や統計数字だけを扱うのではありません。経営のあらゆる分野を扱うといって過言ではないと思います。
ホテル業を例に挙げれば、客室や料理の売価はもちろん、その製品やサービスをお客さまに提供するための費用、そしてそれらの差額である利益は、経営に欠かせません。しかし、その製品やサービスをどうやって作り、いかに提供するか、そのための組織をいかに効率よく運営するか、従業員が働きやすい環境を整備するか、そして自社であるホテル企業をどのように成長、発展させていくかといった、経営そのものを扱うのが、この「管理会計」という分野です。

 

【最近の主な研究テーマと活動内容】
-The Latest Research Theme and Activities-

「宿泊業の労働生産性」が、最近の研究テーマです。先進諸国のなかで日本はこの労働生産性が(残念ながら)低いことで有名です。さらに、日本のなかで宿泊業の労働生産性が低いこともデータに裏付けられています。なぜそうなのか、他国との違いは何かという点にも興味がありますし、どうすれば日本の宿泊業の労働生産性を高められるのかという点にも強い関心があります。
そこで、これらの点を明らかにするため、ホテルへのインタビュー調査や、AI(人工知能)を用いた分析を行っています。そして、このテーマでの研究成果を、国内の学会や国際カンファレンスで発表し、論文として公表しています。(大学教員の仕事は授業だけではないんです。研究成果の発表や公表も重要な仕事なんですよ)
 

【主な担当科目】
-Main Subjects-

ホスピタリティ管理会計論:
「管理会計」という学術領域のうち、ホスピタリティ経営に強く関連する部分を中心に、講義と演習で扱います。意外と思うかもしれませんが、ホスピタリティ経営において製造業の管理会計やコスト管理が重要です。そしてそのうえで、ホスピタリティ経営に特化した管理会計も学びます。企業で勤めるか、自ら起業するかに関わらず、すべての人に学んでもらいたい科目です。

観光ファイナンス論:
資金調達、事業投資や設備投資、投資の回収、評価といったビジネスのプロセスについてのファイナンスの基礎理論は、ホスピタリティ経営のみならず、観光関連産業であるか否かに関わらず、また行政においても大いに活用されています。ビジネスというフィールドに身を置くことになるすべての人に学んでもらいたい科目です。

グローバル・ホテル会計論:
宿泊産業における管理会計のグローバル・スタンダードを詳細に学ぶ科目です。

 

【受験生・在学生へのメッセージ】
-Message for Students-

大学を卒業してから企業で働くことを考えておられるのであれば、ぜひとも経営人材としてのマネジメント職を視野に入れていただきたいと思います。特にいわゆる外資系の、世界展開しているホテル企業では、大学卒の方にそのような期待を抱いておられるようです。さらに、ホスピタリティ経営の学びで得た知識は、仮に他業界に就くとしてもほぼそのまま活用できます。
東洋大学国際観光学部には、ホスピタリティ経営を学ぶ環境が整っていると思います。
So, why don’t you study “Hospitality Management” of global de facto standard, not a kind of “OMOTENASHI” but “MANAGEMENT”. I am here to help you.