教員紹介(内田 彩)

内田 彩(Aya Uchida)

准教授(国際観光学科)

【略歴(プロフィール)】
-Brief Summary of Career(Profile)-

2006年4月 - 2008年3月 立教大学 大学院 観光学研究科博士課程前期課程 修了
2008年4月 - 2011年3月 立教大学 大学院 観光学研究科博士課程後期課程 修了
2012年4月 - 2014年3月 立教大学 観光研究所 特任研究員
2012年4月 - 2015年3月 大阪観光大学 観光学部 専任講師
2015年4月 - 2019年3月 千葉商科大学 サービス創造学部 専任講師、准教授

2019年4月 -現在に至る

東洋大学 国際観光学部 講師、准教授
博士(観光学)(立教大学)
 

【研究分野(専門領域)】

-Research Field-

観光歴史学、観光行動論、研究テーマ「温泉地の温故知新」

はじめは大学で歴史学が学んでいましたが、卒論で温泉の歴史について研究するなか、「温泉地域」の活性化に関わりたいと考えて、大学院から観光学に転学しました。その背景には、日本が温泉資源に恵まれた国であり、行きたい旅行タイプの上位に挙げられるほど、日本人は温泉に対して強い思いを持っている一方で、現在の温泉地は様々な問題を抱え厳しい状況下にあったことがあります。日本人が温泉に強い嗜好がもっているにもかかわらず、なぜ温泉地は衰退しているのか、今後の温泉地再生にはなにが必要なのか。私の研究の根底にはこの問いが存在します。これを読み解くために、温泉地の歴史や成り立ちを学ぶなかで、今後の温泉地におけるヒントを見つけだす、「温泉地の温故知新」をテーマに研究を続けています。

 

【最近の主な研究テーマと活動内容】
-The Latest Research Theme and Activities-

温泉地の形成と発展、温泉地における滞在型観光

現在、温泉地における滞在は、1泊2日が主流です。そのため、旅行者の滞在をいかに伸ばすのか、宿泊施設にとどまらず、地域全体での回遊行動を高める仕組みづくりが課題です。私の博士論文のテーマは「江戸時代の温泉地への旅と滞在生活」でした。江戸時代、人々は温泉地に3週間前後の滞在をしていました。なぜそんなに長く滞在できたのか、そこでどんな観光行動していたのか。そこから現代の滞在型観光の可能性を考えてきました。
今後も温泉地の成り立ちと温泉文化への研究を深めるとともに、21世紀の温泉地における滞在型観光のために何が必要であるかを問い続けていきたいと考えています。
 

【主な担当科目】
-Main Subjects-

旅館・リゾート経営論:
観光の形態は大きく「周遊型」「滞在型」に分けることができます。滞在型は特定の一拠点に滞在しながら静養・保養やレクリエーションなどを行う形態であり、その代表的な形態がリゾートであるといわれています。本授業では観光形態により変化する宿泊施設の経営の特徴について、代表的な事例であるリゾート地、温泉地を対象に学ぶことを目的にしています。

温泉総論:
日本における観光の発達において、温泉地の果たした役割は大きく、現在は3,000箇所を超える温泉地が存在しています。しかし、バブル経済崩壊後に温泉地が衰退するなか、改めて日本独自の温泉文化に目が向けられ、それを基にした温泉まちづくりが進められています。本授業では温泉の定義、温泉の歴史、温泉を取り巻く社会状況などを理解したうえで、日本における温泉地の現状と課題を学ぶことを目的としています。

 

【受験生・在学生へのメッセージ】
-Message for Students-

観光学とは、「旅」をめぐる諸問題について、様々な角度から読み解く学問です。
私は学生時代に「人間は持っている知識を通してしかモノが見えない。だからこそ、ジャンルを問わず様々な本を読み、日本だけではなく、現地(地域)に行き実際に体験して、視野を広げなさい」と教わりました。観光を読み解くには、まさに、多種多様な「地域の価値観」を理解し、尊重することが必要になります。大学には、教員の授業だけではなく、地域に行く機会や、新たな交流の場があります。ただ、そのチャンスを生かすのは、皆さんの意思と行動力になります。
「観光を通して、新しい世界を学びたい!」、そんな思いを持った皆さんにお会いできることを楽しみにしています。