教員紹介(北澤 直宏)

北澤 直宏(Naohioro KITAZAWA)

助教(国際観光学科)

【略歴(プロフィール)】
-Brief Summary of Career(Profile)-

宮城県で生まれた後、親の転勤や進学に伴い千葉・京都・ベトナムと徐々に南下し、2018年からは東京で生活するようになりました。どの土地でも数年間滞在しており愛着はありますが、特にベトナムは2010年から丸2年間留学し、2016年からは在外公館専門調査員として2年間滞在するなど、良くも悪くも多くの思い出がある場所です。学位取得後の2019年から大学教育に携わるようになり、他大学での非常勤講師を経て、2022年からは東洋大学にお世話になることになりました。

 

 

【研究分野(専門領域)】
-Research Field-

大学では東洋史を学んでおりましたが、バックパッカーとして訪れた東南アジア地域に興味を持ち、その後は地域研究という学際的な分野に転じました。以来、歴史資料や現地調査を交えながら、同地域に位置するベトナムについて総合的な理解を深めています。中でも、特に長く取り組んできたのは、同国における政教関係の解明です。社会主義国として知られるベトナムですが、宗教が禁止されているわけではなく、今日では観光資源として活用されてさえいます。ただ、歴代政府と各宗教団体の関係は、必ずしも良好であったわけではありません。現在の状況だけでなく、20世紀における宗教事情の変遷を明らかにすることで、同国の歴史・社会状況について研究しています。

 

【最近の主な研究テーマと活動内容】
-The Latest Research Theme and Activities-

近年は、政教関係に加え、伝統芸能を通した考察にも取り組んでいます。「伝統」と聞くと、さも不変のように思われがちですが、実はその中には、近年創られたものも数多く含まれています。それは、私が専門としているベトナムであっても例外ではなく、現在では「伝統」と称えられ観光資源化している芸能であろうとも、歴史的には絶えず変化してきたことは明らかです。文化政策や担い手の思惑や対応を分析することで、より深く同国事情を理解したいと考えています。
 
 

【主な担当科目】
-Main Subjects-

宗教と観光:
古来より、宗教と旅は密接な関係を有してきました。それは今日まで変わっておらず、むしろツーリズムの発達と宗教の観光資源化は、新たな聖地やパワースポットを生み出す原動力にもなっています。本授業では、宗教と観光の歴史的な繋がりだけではなく、現代社会における「宗教」の捉え方についても学んでいきます。


観光学特殊講義Ⅰ:
今日の社会では、異なる習慣や考え方を持つ人々と接触する機会が増加しています。多様性をもたらす一方、時には誤解や衝突を招きかねない異文化に対し、我々はどのように向き合っていけば良いのでしょうか。本授業では、身近に存在している異文化を通し、私たちが暮らす日本社会について理解を深めていきます。

 

【受験生・在学生へのメッセージ】
-Message for Students-

学際領域にある観光学には、多様なアプローチが存在しています。社会状況も無視できない昨今ではありますが、学生時代に名著に親しみ、多様な人と接し、多くの場所を訪れるようにして下さい。このような経験を通して視野を広げることが、皆さんの更なる成長に繋がるもの信じております。その一助になれればと考えておりますので、授業以外でも教員をつかまえて上手く活用して頂きたく思います。