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【海外国際観光学研修】2017年度(2018年春季)ミュンヘン大学コース実施報告

国際地域学部・国際学部・国際観光学部

◆2017年度ミュンヘン・ドイツ語・ドイツ文化研修を実施

 

 

文部科学省により「スーパーグローバル大学創生支援(Bタイプ)」事業に採択された東洋大学は、国際社会の中にあって、異なる社会・文化・慣習を理解・尊重し、課題発見・問題解決することができる人財を育成するために、英語圏以外の国や地域の言語や文化を理解するための多様なプログラムも学生に提供しています。

 

そのひとつとして、国際地域学部では2015年度よりルートヴィヒ=マクシミリアン大学(ミュンヘン大学)とViV異文化コミュニケーション協会(マウ・エンデレス理事)が共同開講するミュンヘン研修を実施しています。今年度は8名の学部生(国際地域学部1名、理工学部1名、国際学部5名、国際観光学部1名)が、2月19日に日本を出発し、ミュンヘン在住の一般家庭にホームステイしながらドイツ語・ドイツ文化を学ぶ3週間のプログラムに参加しています。

 

ドイツ南部に位置するミュンヘンは神聖ローマ帝国時代のバイエルン選帝侯国、1806-1918年まで存在したバイエルン王国の首都であり、威風堂々とした街並みのなかを歩いていると中世と近代王国の建築物・文化遺産を間近に見たり肌で感じたりすることができます。ドイツ第3の人口(150万人)を抱える大都市であり、地下鉄、バス、トラム(路面電車)などの交通も発達した治安のよい街です。学生は平日の午前中はミュンヘン大学でドイツ語授業を受講し、午後はチューター学生(ミュンヘン大学で日本語を専攻する学生たち)とともに街中に出て青空市場や博物館、企業などを訪れ、教室で学んだテーマに即した実践をします。このようにして参加学生は、ドイツ語学習、異文化理解、異文化交流を体験し、日々視野を広げています。

 

3月1日は郊外にあるダッハウ強制収容所跡を訪れました。午前中にミュンヘン大学アジア学部の笠井宣明先生よりナチスの強制収容所の歴史に関する講義を受け、これまでほとんど具体的には知らなかったドイツの重苦しい負の部分を学びました。戸外は大変寒い日でしたが、午後の収容所見学では熱心に展示を読む姿が見られました。

 

3月6日は異文化理解授業が行われました。西山桐子講師(ミュンヘン独日協会)とViVのマウ先生から異文化理解の概念についての講義を受け、ドイツ人チューター学生らとともにグループワークに取り組み、最後には日本とドイツの文化の違いを寸劇にして演じました。日本にはハイコンテクストな文化があり集団主義にもとづく暗黙の了解が尊ばれる一方、ドイツはローコンテクストで個人主義を根底とした言動を基本とするという考え方を学び、さらにそれ以外の区分も考えようとする試みで、自らを見つめなおすよい機会となりました。

 

本プログラムでは学生の自己管理力・自発行動力を育てる目的で、行事の入っていない週末に自ら決めた計画に基づいた小遠足・小旅行に出かけることになっています。ミュンヘンはヨーロッパ大陸の交通の要所のひとつでもあり、オーストリア、スイスなどの隣国を訪れることも容易です。交通費の節約、ホテルの予約、旅程の計画などいろいろなことを考えながら身の安全に気をつけ、自ら行動して成し遂げ、研修の期間中に報告し合う企画旅行は学生らに大きな自信を与えるものです。

 

プログラムの最後にはホストファミリーを迎えたお別れパーティーが催され、帰国の途につくことになっています。

(引率:国際観光学部教授 市田せつ子、国際学部准教授 佐藤郁)

ミュンヘンのシンボル「新市庁舎」

ミュンヘンのシンボル「新市庁舎」

ノイシュバンシュタイン城にて

ノイシュバンシュタイン城にて

異文化理解授業の様子

異文化理解授業の様子