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「社会福祉士」が取り組む仕事

社会福祉士が取り組む仕事

孤独からごみ屋敷と化した家に一人住む高齢の女性、アルコール依存の父親、病気で寝込む母親と引きこもりの息子という多問題家族、街の人から疎まれ、末期ガンを患って気持ちがすさみがちなホームレスの男性、不法滞在の外国籍の母親と児童虐待が疑われる小学生、どの人も懸命に生きたいと願いながらも、一人では、家族だけではその暗闇から抜け切れないでいる―
今春、NHKで放映されたドラマ「サイレントプア」で取り上げられた様々な「問題」です。そんな人々に寄り添い、社会の支援の輪をつなげていく社会福祉協議会のコミュニティ・ソーシャルワーカー 里見涼。涼は、自らも深い悲しみをかかえながら、しかしそれだからこそ、孤独で一人悩む人々に寄り添う。涼の喜びは、苦しみを乗り越えた彼らの笑顔を見ることなのです。
もちろんこれはドラマですので、少々難しい事例を取り上げていることも確かですが、社会福祉士は、人々の生活の中で生じてくる相談にのり、解決に向けてともに考え、行動することが仕事といえます。

社会福祉士には、「冷めた頭と熱い心」が必要とされます。問題を持つ人々を支援するには、法律や制度など多くの知識を必要とします。援助技術も求められます。でもそれだけでは十分ではありません。「人々を支えたい」「社会に貢献したい」という想いも重要なのです。
「いや、私はそんなすごい気持ちなんてもってないし・・・。なんか、ボランティアやってみて“ふくし”って、面白そうだなと思ったから勉強してみようかと思ってるだけだし」って、今、思いましたか?
大丈夫!一人で行うのではありません。支援する側だって一人では何もできません。社会福祉士は「つなぐ」のです。社会にたくさんある支援してくれる人の手と手をつないでいくのが役割なのです。その手がたくさん集まったとき、困難を抱えた人の問題を解決することが可能となるのです。 

ほんの少しだけど社会を変えるしごとをしてみたい、人と関わることをやってみたいと思っているあなた。一緒に勉強していきましょう。第2の“里見涼”はあなたかもしれません。(おまけ。“里見涼”にはちゃんとモデルとなった実在の人がいるのですよ!)

資格取得のためにはどんな勉強をするの?

大学で定められた授業のほか、厚生労働省によって指定された科目を履修する必要があります。たとえば、「人体の構造と機能及び疾病」「心理学理論と心理的支援」「地域福祉の理論と方法」「社会保障」「児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度」などです(全部で19科目)。このほか、3年生のときに「現場実習」として、施設等で24日間(180時間)の実習を行います。 

卒業生はどんなところに就職しているの?

主な就職先としては、以下のようなところがあります。
県庁、市役所、児童相談所、警察、消防署、社会福祉協議会、医療機関、社会福祉施設、NPO法人、企業(フランスベッド、日本製紙クレシア、積水ハウス、ベネッセスタイルケア、メディカジャパン、やさしい手、東武トラベルなど)