健康スポーツ学科「トレーニング実習」
「トレーニングする」ということを聞くとあなたはどんな場面を想像しますか?
バーベルやダンベルを使って筋肉を鍛えている場面を想像する人は多いでしょうし、フィールドスポーツ場面でトレーニングをしたことのある人はラダーなどを使ったトレーニング場面を想像する人もいるでしょう。
このように「トレーニング」と一言でいっても、人それぞれ「トレーニング」で想像する場面は異なりますし、実際に目的別に様々なトレーニングがあります。
どのようなトレーニングであっても、まずはどうなりたいのかというトレーニング目的が設定され、その目標に向かって具体的な計画がたてられていきます。そのため「トレーニング指導」ができるようになるためには、目的に応じたトレーニングプログラムが作成できる能力と目的どおりの実践ができるようにトレーニング対象者をサポートできる力が必要となります。
そこで、本講義では「トレーニング」を理解するための第一歩として、レジスタンストレーニングのプログラム作成と実践、その効果評価をすること、レジスタンストレーニング以外の様々なトレーニングを体験し、それらの違いを自身の身体で体感することが主な目的となります。
授業での具体的課題
1)マシン、フリーウエイトを利用したレジスタンストレーニングを経験すること。
2)レジスタンストレーニングを実施するにあたり、ルールに則り、安全性に配慮してリスク管理を行ないながら実施できること。
3)自身の目的を設定し、自体重、マシン、フリーウエイトを利用したレジスタンストレーニングプログラムを作成する。
4)自身の作成したプログラムを一定期間実施し、目的に伴った身体変化ができたかどうかを評価する。
5)有酸素系のトレーニング、コーディネーショントレーニング、アジリティトレーニング、パワートレーニング、柔軟性トレーニングなどさまざまなトレーニングを体験する。
このような課題に取り組み実際のトレーニングを体験していきます。
本講義以外にもトレーニングの基本的な理論を学ぶ、「トレーニング基礎論」、トレーニングプログラムの作成について深く学ぶ「トレーニングプログラミング論」、実際のトレーニング指導について学ぶ「トレーニングプログラミング演習」などがあります。