健康スポーツ学科 学生生活についてきいてみよう(3)

今回は、現在も留学中のNくん(井上治代ゼミ)が、3年生のときに書いた日記をご紹介したいと思います。写真もすべて、Nくんが撮影したものです。彼は、現在も、ゼミの井上先生と頻繁に連絡を取り合っているようです。
1年後、一段と成長した彼と会うのが今から楽しみです。

社会学ゼミ・井上治代先生より
私のゼミは、朝霞から翔びだそう! が合い言葉。Nくんの3年時のフィールドワークはフィジーで。今年は「世界を巡る旅」に挑戦中。今だからこそできる、熱く充実した時間を過ごしています。

2007年10月1日
「FIJI留学を終えて」
健康スポーツ学科 3年 M.N.

FIJI留学

得たものは大きく、失ったものはない。

旅立つ前、今回のFIJI留学ではもちろん目標は英語の上達であった!!
しかし行ってみて思ったことは、それ以上に大事なことが沢山あった!!

それは「出会い」である。フィジーでこんなにも充実し、楽しく過ごせたのは皆がいたからだった!!休日は皆でisland行ったり、放課後はTOWNに買い物しに行ったり、スポーツしたり、フィジー料理に飽き、授業を抜け出し日本食レストランに駆け込んだり、色んな思い出がある。めっちゃ楽しかった。最高の時間を共有した最高の友達。本当に出会えてよかった。

そして次に、フィジーという国に出会えたこと。
キレイな海、青い空、大自然それらすべてが心を癒してくれる。本当気持よかった。
しかしそれ以上に感動したのが、フィジアンの陽気さ&優しさ。人はこんなにも優しくなれるものなんだと思った。
すごい暖かい心を持っている。日本のように裕福とはいえない生活をしているフィジアン。だけどめちゃくちゃ楽しそうで幸せそう。裕福と幸福は決してイコールではない。

こころに青空を、青空はどこまでもつながっている。

異文化体験、これも今回の留学においてとても大切なものであった。ホームステイをし、最初はお互い気を使ったりしながら生活をしていたが、日を重ねるごとに心はつながっていった。ここでの生活が俺の日常になっていった!そして家族の一員になった。一緒に楽しい時を本当に毎日過ごしていた。

FIJI留学

今帰ってきて思うことは、哀しくもないし、嬉しくもないかな。フィジーにいたことも、日本にいることも俺にとっては全てが特別でないのかも。すべてが日常の一部なんだと思う。フィジーから帰ることが、まるで学校に行くのと同じくらい普通の生活に感じた。だから、ホストファミリーと別れる時も哀しいって感情はなかった。それより、いつ戻って来ようかな!って思った!だから、自然に日本の生活へと戻っていけた。俺のなかで何かがfinishしたわけではく、すべてがcontinueし続けている。始まったけど、終わってない。これからも在り続けるもの。

自分を見つめる時間

これはこっちに来てやろうと思ってたことで、予想以上にその時間を持つことができた。自分の将来、やりたいこと。自分の中心を感じる。ただそれをしたかった。だけどこれは意外と難しいことで、日本にいると色々な不安や、周りの影響にもより正しい答えが導き出せないことがある。シンプルに自分の中心を感じても、すぐ不安にかられたり、守りに入っていってしまう。日本人の多くは将来のために今を生きているように感じる。
だから俺は“今”を感じたかった。それがフィジーは絶好の場所だった!!自分がやりたいことは前々から気づいていた。それが正しいか再確認したかった。自然の中でゆっくりと考え、ある人にも相談した。その人は自分の目の前にかかっていた霧を一つ一つの言葉で晴らしていってくれた。そして俺は自分の中心を明確にできた。もう霧がかからないよう真っ直ぐ前を見つめて進むだけだ!!

将来のために今を捨てるか、今をとことん楽しむか。
“今”を感じよう。
アナタは人生に何を望んでいるの?

そして最後に英語のスキルアップもできたことかな!
それ以上のものに出会えたから今回はこれでいい。
英語はまた勉強する機会を得よう。最後の楽園フィジーに最初に訪れてしまった。次はどこに行きつくのだろう。

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