健康スポーツ学科 学生生活についてきいてみよう(教員採用試験合格者座談会)
参加者(敬称略)
- 山﨑 裕子: 平成17年度ライフデザイン学部健康スポーツ学科入学
- 熊木 紀世美: 平成17年度ライフデザイン学部健康スポーツ学科入学
- 佐藤 万莉: 平成17年度ライフデザイン学部健康スポーツ学科入学
-司会者 皆さんは今回教員採用試験に合格して、2009年度から教員として働き始めますよね。それぞれどこで働くか教えてもらえますか。
山崎:
私は東京都の養護教諭になります。いわゆる保健室の先生です。
熊木:
私も埼玉県の養護教諭として勤めることになりました。
佐藤:
私は東京都で、中学校の保健体育の教諭として働くことになりました。
-大学に入った時から、教員を目指していましたか?
山崎:
東洋大学なら養護教諭の勉強だけでなく、スポーツや健康についても学べるので、ライフデザイン学部健康スポーツ学科を選びました。
熊木:
私も迷ったのですが、やはり総合大学で養護教諭について幅広い視野から学びたかったので、健康スポーツ学科を選びました。
-教員採用試験を受験する上で、どんな授業が役に立ちましたか?
山崎:
やはり教職関係の授業が勉強になることが多かったです。それまではあまり意識してこなかった教育や生徒の心などについて改めて考えさせられました。
熊木:
「健康生活論*」、「小児保健」、「公衆衛生学」などは、現場に出たらすぐに役立ちそうな内容ばかりでした。
佐藤:
私は保健体育ですが、怪我への対応や体力づくりについては「運動障害予防」や「トレーニング論」という授業で学ぶことができました。また、「保健体育科教育論」や「保健体育科指導法」などの授業もとても実践的で勉強になりました。
熊木:
試験に直接的に役立つというわけではありませんが、幅広くものを考える上では、健康スポーツ学科はとても魅力的な授業が多いと思います。
山崎:
教職とは関係ないのですが、学部で勉強した人の生死についてさらに専門的に学びたくて、4年生の時は、大学院の福祉社会デザイン研究科に進学しようかと真剣に迷いました。
佐藤:
私は父も教員なのですが、大変そうなので、一度社会に出て経験を積み、人間を磨いてから教員採用試験を受けようか迷ったのも事実です。
-教員採用試験は合格まで長い道のりでしたよね?
佐藤:
一次試験対策は大学で開講してくれた教員採用試験対策講座を利用しました。また、保健体育は二次に実技試験があるのですが、大学の先生に体育館を確保していただいて練習したりもしました。
山崎:一次試験に向けては問題集を買ってたくさんやりました。二次は特に対策はとらなかったのですが、教育実習で学んだことや、出身高校の部活に関わっていた経験が活きたと思います。
佐藤:
そういう意味では、私もボランティア活動で子供の接し方を学んだことが大きかったかもしれません。
熊木:
私も少年団の指導員の経験があったのですが、現場で学んだ経験がとても生きたと思います。
佐藤:
教職科目で専門の先生から実際の教育現場で起こるエピソードを聴かせてもらう機会があったのですが、意識も高まりましたね。 熊木:私は、Bonesというトレーナー活動のサークルで、問診の仕方、評価の仕方を、徹底的にやったことも役に立ちました。
-将来はどんな先生になりたいですか。
佐藤:
教師をしている父から、デカンショ*を読むように言われました。(笑)
山崎:
自分自身の価値観を常に磨きながら、生徒と同じ視線に立って一緒に考えられる先生になりたいです。お互いに学びあっていけたらいいですね。
熊木:
保健室に来たら気持ちがリセットできる、そんな空間を作れるようにしたいです。「先生と話したらがんばれるようになった。」って言ってもらえるようになりたいです。
佐藤:
「元気で明るく、楽しく、礼儀正しい」をモットーに、体育嫌いの生徒にも体育の楽しさを伝えたいと思っています。
-皆さん、来年から頑張ってください。そして、時間があったらまた大学に来て是非教職を目指す後輩に現場の貴重な経験を聞かせてあげてください。
山崎:
私たちは一期生なので、先輩がいなくて何かと大変なこともありましたが、来年からは、いろいろな情報を踏まえた試験対策ができるのではないでしょうか
熊木:
そうですね。是非私たちの経験を役立ててもらいたいです。
佐藤:
教員を目指す学生には相談に乗ったりして、応援してあげたいです。
(於:2008年12月16日 健康スポーツ学科木内研究室)