デザイン会議
常に最新の教育内容・方法を
本学科では、毎年2月に全演習の担当教員・非常勤講師、約40名が一同に会するデザイン会議を開催しています。一般的に講義や演習内容は担当教員・講師の中で話し合われるものですが、どうしても縦割りになりがち…しかし本学科ではそこに横串をさし、1年次から3年次まで連続したカリキュラムを追求し、常に最新の教育内容・方法を見出していくのがこのデザイン会議です。
会議では、今期の各演習の成果や評価、また今後の課題を共有して次期の演習につなげていきます。話し合われる内容は、例えば三角スケールやヒートカッターなどの道具の使い方、寸法やスケール感の身につけ方、図面の描き方や作法といった「技法」の問題から、計測や収集したデータの分析方法、アイディア展開、図面・模型・スケッチ・パース等による魅力的な表現方法といった「思考の展開」や「デザイン表現」の問題まで、いつの段階でなにをどこまで身につけるのがよいか、どんな課題がより望ましいのか、どんな体制や教授法であるべきか、全員で頭を突き合わせて4時間以上をかけて議論します。
特に約20名の非常勤講師は社会の第一線で活躍されている方々です。それぞれの立場から、社会に間もなく出ていく学生たちに、どのような知識と技術と自信を持たせることができるか、忌憚のないご意見をいただいています。本学科の基軸となる演習授業、こうして進化し続けています。そして学生たちも試行錯誤を重ねながら、デザイン力を高めていきます。