生活支援学科子ども支援学専攻 「保育内容演習(造形表現)」

保育内容演習(造形表現)

モノや情報があふれる現代社会では、子どもに求められるままに、遊び方が画一化された流行もののおもちゃを与えてしまいがちです。しかし、既成の遊び方をなぞるだけでは子どもの情操を豊かにし、表現力を高めることはできません。水、砂、土、紙、粘土などの触感を感じながら自分のイメージを形にする、さまざまな画材を使って描画表現をする、自分の好みや年齢に応じた造形玩具を作成するといった創造的な遊びが必要です。美しさを感じとる豊かな感性を育むこと、感じ・考えた内容を表現する楽しさを伝えること、生活のなかで受けたイメージを豊かに表現する力を身につけることは、子どもの発達を支援するうえでとても大切なテーマといえます。保育士資格・幼稚園教諭免許を取得するための必修科目である「保育内容演習(造形表現)」では、環境構成、子どもの造形活動の指導、造形玩具・遊具の製作と、それらを用いた保育の展開など、造形表現に関する保育技術を演習によって身につけます。「ものに触れて、形にする」表現の喜びを自身で感じ、それを子どもに伝えて豊かな感性を育む能力の習得が目標です。

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