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ライフデザイン学部長メッセージ

Toyo University Faculty of Human Life Design Dean Doctor (Ph.D)
Hiroko Mizumura

ライフデザイン学部 学部長 博士(学術)
水村容子  

  新たな時代に向けてさらなる飛躍を目指そう

2021年の春にライフデザイン学部に入学される皆さん、ご入学おめでとうございます。依然として、コロナ禍の影響は続きますが、今年度はライフデザイン学部にとって新しいスタートの年でもあります。これからの4年間、赤羽台キャンパスの新生ライフデザイン学部において、教職員・友人と 共に学び切磋琢磨を重ね、人間としてのより一層の成長を遂げられることを期待しています。

皆さんは、2020年から続くコロナ感染症の影響による様々な社会変化の中で、どのような時を過ごし、そして自分の将来に向けてどのような展望を持って大学に入学されたのでしょうか?50年と少し生きている私でさえ、このような感染症による社会変動は初めての経験ですので、皆さんは不安や、場合によっては絶望感などを味わいつつ1年間を過ごしていたのではないでしょうか?

1997年に刊行されたアメリカの進化生物学者ダイアモンドの著書「銃・病原菌・鉄」には、ペスト・ 麻疹・インフルエンザなどの感染症が人類史に大きな影響を及ぼしてきたことが記されています。この本を読むと、様々な感染症は単に多くの死者を出すだけではなく、人類の歴史の進歩や新たな社会制度の出現に寄与していたことが理解できます。すなわち現在、私達は歴史の節目を経験しているのでしょう。私自身、今回の出来事は、これまでの経済を最優先した様々な社会システムが、本当に私達にとって必要であるか問われていると捉えています。

日本社会には、コロナ問題以外にも様々な課題が山積しています。超高齢少子化とそれに起因する深刻な人口減少、大都市圏と地方間の格差の拡大、地球環境の変動による自然災害の増加、など社会の持続可能性の確保が困難な問題に直面しています。こうした課題は日本に限らず地球上の様々な場所で出現していますが、その対応として国連は2015年9月「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択し、その実現のため17の持続可能な開発目標−SDGs−が公表されています。福祉や子育ての支援、スポーツに基づく健康の増進、誰もが利用できる建築環境や製品のデザインを学べるラ イフデザイン学部は、このSDGsへの貢献する人材の育成が期待されています。

皆さんは、これから4年間、自分自身の意思で選び、そして自分自身の力で合格を勝ち取ったそれぞれの学科・専攻で専門教育を学びます。ライフデザイン学部の各学科・専攻はいずれも、人間の生活や生き様に大きく関わる領域を教育しています。コロナ禍を乗り越えた皆さんには、それぞれの専門領域において、「これからの社会において何が本当に必要なのか」ということを常に考えながら学んでいただきたいと思います。

これからの皆さんの学びに期待しています!

 

 

2021年4月