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2019年度 国際地域学科 フィールドスタディ

国際地域学科の国内・海外でのフィールドスタディ
(2019年度)

・国際地域学研修VI(財務分析)
・「日本一人口が少ない町」山梨県早川町にて夏合宿
・奄美群島・喜界島における調査
・Sustainable Development for the local community with Thainess
・SFS ミャンマー(ミャンマー農村の社会経済の現状を知る)
・佐賀中山間地域における地域活性化支援
・コミュニティ・コーディネイターをめざそう
・国際地域学研修(イタリア研修)
・中山間地域における「なりわい」おこしの村づくり(国際地域学研修(ベトナム研修)他)
・中山間地域の地域おこし(埼玉県中山間「ふるさと支援隊」)
アクラの「インフォーマル市街地」の居住環境改善に向けて
・北欧の人びとの働き方と生活

 

国際地域学研修VI(財務分析)

引率・担当教員

久松 佳彰

内容

本研修では、すでに財務分析を座学で学んだ学生に、自分で財務分析を書いてもらい、それを発表し、財務分析のなかで現れる重要概念、例えば棚卸資産、有形固定資産や棚卸資産回転率や有形固定資産回転率を実地の工場見学で想像して確認します。このような学習によって、座学と自学と実地を結び合わせて情報から知識習得、そして知識の応用に繋げている足がかりを提供しています。
添付する写真では、工場訪問部分のみを取り上げていますが、この他に財務分析の報告書もあります。

期間

2019年8月8日(事前研修)、2019年9月10日~12日、9月19日(事後研修)

参加学生 7名
研修の様子

財務分析研修2019報告書

 

「日本一人口が少ない町」山梨県早川町にて夏合宿

引率・担当教員

山崎 義人

内容

山梨県早川町にあるNPO法人日本上流文化圏研究所にお世話になり、4泊5日で合宿を行っています。2日目は、卒論の進捗発表会をほぼ1日かけて行います。3日目4日目は、早川町の各地に出かけて、現地踏査を行ったり、日本上流文化圏研究所によるアクティティのお手伝いを行っています。2019年度は、石積みの体験を行ったり、重要伝統的保存地区の赤沢宿などを見学しました。合宿では、自炊をしますので、みんな同じ釜の飯食う仲間になります。

期間

2019年9月9日~9月13日

参加学生

山崎ゼミの3・4年生

研修の様子  

 

奄美群島・喜界島における調査

引率・担当教員

山崎 義人  志摩 憲寿

内容

本研修では、奄美群島・喜界島を事例として、事前・事後学習における文献調査や現地研修における実測調査等を通して、「くらし」や「なりわい」から集落空間の構成原理を読み解くことをねらいます。
奄美諸島は、亜熱帯という気候であるとともに、琉球と大和がせめぎ合う、文化的に魅力的で特徴的な地域です。
こうした特徴的で魅力的な地域に現地踏査にでかけ、人々の暮らし方や産業のあり方などを空間的な側面から読み解いていいきます。湧水や水路、風を除ける防風林、集落内における都市的施設の配置などを理解しすることを通じて、人々と場所、コミュニティと地域のかかわりについて、身近な異文化を学んでいます。

期間

2019年10月21日〜10月27日

参加学生 主に国際地域学科3・4年生
研修の様子   

 

Sustainable Development for the local community with Thainess

引率・担当教員

高橋 一男  柏崎 梢

内容

本研修は“Sustainable Development for the local community with Thainess”をテーマとし、タイ中部のサムット・ソンクラーム県での伝統文化保護の取り組みを体験するとともに、首都バンコクの密集コミュニティにて住環境改善事業の実態と課題をフィールド調査によって深く理解することで、地域に根付いた持続的な開発について主体的に考察することを目的としています。

本研修の主たる取り組みは、首都バンコクの再開発地区において「改善か立ち退きか」が迫られている、スラムと呼ばれるような、密集コミュニティで学生自ら調査を行うことです。2017年から政府の住宅開発事業を受け、住民委員会を中心にコミュニティ全体の立て直し計画を住民が主体となって作っていますが、課題は山積です。コミュニティの全面協力のもと、住民が求める住環境とはどのようなものなのか、何が課題なのかをグループで調べ発表をします。
本年度は2年目の研修として、「子供の教育」「女性グループ」「住宅とインフラ」にターゲットを絞り調査を行いました。研修は留学生も交えて全て英語で行われます。英語、タイ語を駆使してのやりとりは簡単ではありませんが、困難なコミュニケーションから生まれた新しい発見や、課題を肌感覚で学ぶことで、漠然としていた「開発問題」「貧困」「格差」といった国際課題に対してひとつの視座を得られているようです。

期間 2019年9月8日〜9月19日
参加学生 国際地域学科の1・2年生13名
研修の様子   

 

SFS ミャンマー(ミャンマー農村の社会経済の現状を知る)

引率・担当教員

岡本 郁子

内容 ミャンマー農村部の住民が抱える様々な経済・社会的問題を把握すること、その解決のための具体的な取り組みを知ることを主な目的とする研修です。今年度も地球市民の会のご支援のもとシャン州を訪問し、少数民族(パオ族、シャン族、インダー族、タウンヨー族)の村を訪問して聞き取りを行いました。今年度は、教育、水衛生、農産物流通の3つに焦点をあてた調査を行いました。また、農業訓練センターでの農作業のお手伝いやコミュニティ・ベースド・ツーリズムを行っている村の訪問、農村の若者との文化交流なども行いました。ヤンゴンでは、ミャ日本語学校あるいはヤンゴン外国語大学で日本語を勉強している同世代の若者と交流しました。こうした活動から農村部の生活の実状や、農村=都市格差も知ることができました。
期間

2019年9月7日~9月18日

参加学生 3年生 9名 4年生 3名
研修の様子

 農作業のお手伝い

 村でのインタビュー

 

佐賀中山間地域における地域活性化支援

引率・担当教員

岡本 郁子

内容

今年度も佐賀県の中山間地域である佐賀市松梅地区(名尾地区)にて地元有志グループ「ナオノカゼ」に受け入れていただき、研修を実施しました。今回はちょうど3連休中ということもあり、地域活性化のための様々な地域行事が企画されていたことからその支援を行いました。たとえば、地域主催のウォーキング大会への参加、またかかし祭りへの参加、また伝統料理継承のための女性グループによる料理教室への参加です。まかかし祭りは今年度で4年度目であり、地域活性化を目的として地域の方々が中心となって行われているものです。かかしによって昭和の風景を再現し、地域住民にとっても、また外からやってくる人にも懐かしい場になるとともに、最近は地元の大学生も参加するようになっているとのことです。
「ナオノカゼ」は、今後観光と農業をリンクさせた地域活性化の取組みをより拡大したいと考えているとのことです。その観点から、他県の若い人々との交流という形をとることで毎年の恒例行事であっても非常に活気づくことがわかること、同時に県外、また関東圏の学生が来ることによって、地域資源にどのような価値を見いだすのかがわかることが大きな収穫であったとの声を頂きました。

期間

2019年11月3日~11月5日

参加学生 3年生 6名 4年生 3名
研修の様子

 かかし祭りにて

 「ナオノカゼ」のメンバーの方々と

 

コミュニティ・コーディネイターをめざそう

引率・担当教員

藪長 千乃

内容

この授業は、2019年春学期の土曜日の午後(13時~18時)に7回にわたって行われました。

地域住民と協働して地域を支えてゆく「コミュニティ・コーディネイター」をめざして、専門的な知識を身につけると同時にワークショップやフィールドワークを通じて実践への力を身に着けました。さまざまな方法でまちの人々をつなげる活動を実践している方々が毎回ゲストとして現場の生きた知識や技術を伝えてくれました。

私たちが生活している地域は、目に見えないところで様々な問題を抱えています。この研修では、それらの問題について専門的な知識を身につけると同時に、専門家ではない地域住民だからこそ解決できる課題があることなどを学びました。

また、実際に地域をつなげる現場に赴いてみることで、はじめて地域とつながる活動がどのような雰囲気の中、どのような方法で行われているのかを体感することができました。この研修を通して地域には多様な方法で携われることを学び、これまでの学びや知識を活かした自分らしい「まちつなげ」に取り組んでいきたいと考えました。

(国際地域学科3年 花茂明里)

期間

2019420日~76

参加学生 学部2年生2人、学部3年生8人、大学院生3名(一部)
研修の様子

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国際地域学研修(イタリア研修)

引率・担当教員

松丸亮、柏崎梢、志摩憲寿(国際地域)、岡本和彦(建築)、佐野浩祥(国際観光)、冨安亮輔(ライフデザイン)

内容

2016年イタリア中部地震を受け、東洋大学とカメリーノ大学は2018 年に協定を結び、両者の知見を共有し両国の震災復興のありようを4 年にわたって学際的に考えていくことになり、本テーマに関わりの深い国際地域・建築・国際観光・ライフデザイン各学科の教員が集まり本研修を立ち上げました。
研修2年目にあたる本年度は、まず、熊本地震被災地にて日本の災害復興の現状を学んだ上で、イタリア・カメリーノにて現地カメリーノ大学の教員・学生とチームを組み、建築の修復、コミュニティの再興、防災教育、ボランティア活動など様々な面から震災復興について現地調査を行い、最終日にはカメリーノ大学にてその成果を発表しました。また、研修の様子は地元メディアにも取り上げられました。
http://www.appenninocamerte.info/notizie-cultura-spettacolo/item/9381
参加学生は、震災復興の現状を多面的に学ぶと共に、現地調査や発表を通じて英語での専門的学習に取り組むよい機会となりました。さらに、本研修をきっかけとしてイタリアと熊本の震災復興について卒業論文に取り組む学生も見られるなど、研修からの学びは大きく展開しています。

 
期間

熊本:2019年7月13日(土)〜14日(日)
イタリア:2019年8月29日(木)〜9月12日(木)

参加学生 大学院生・学部生33名(国際地域12名、建築10名、観光11名)
研修の様子

 

 

中山間地域における「なりわい」おこしの村づくり(国際地域学研修(ベトナム研修)他)

引率・担当教員

志摩憲寿

内容

本研修では、ベトナム・タンチャオ村にて実施されているJICA草の根事業「ベトナム中山間地域における「なりわい」おこしの村づくりモデル事業」(NPO法人AVENUE、担当教員はサブマネージャーとして参画)に参加し、地域開発に関わる知識と技術を実践的に習得することをねらっており、2019年3月より3度研修等を実施しました。
参加学生は現地タンチャオ村で開催されるワークショップに参加し、村の皆さんと村の潜在的資源を活かした観光商品の企画・開発・実施を考えますが、学生からの提案が村の皆さんを唸らせる場面も多く見られるようになりました。
参加学生は、海外での地域づくりの現場から、仕事を進める難しさも含めて多くを学んでいます。また、3度連続で参加するタンチャオファン?の学生も現れました。
なお、研修の様子はJICAフェイスブックや地元メディアにも取り上げられています。
https://www.facebook.com/jicapr/posts/2390516070984526
http://sonduong.gov.vn/DetailView/6044/3/Du-lich-trai-nghiem-Tan-Trao.html

 
期間

第1回 2019年3月7日(木)〜14日(木)
第2回 2019年8月3日(土)〜12日(月)
第3回 2019年12月2日(月)〜8日(日)

参加学生 第1回9名、第2回4名、第3回11名
研修の様子

 

 

中山間地域の地域おこし(埼玉県中山間「ふるさと支援隊」)

引率・担当教員

松丸亮、久松佳彰、志摩憲寿(国際地域)、神山藍、新田将之(都市環境デザイン)、佐野浩祥(国際観光)

内容

本研修では、埼玉県小鹿野町を訪ね、潜在的な地域資源の現状調査や地元の皆さんとの協働活動を通じて、中山間地域における地域おこしのありようを実践的に学ぶことをねらいとするもので、埼玉県による中山間「ふるさと支援隊」(2019〜22年度)の活動として実施しています。
初年度にあたる2019年度には、3学科から30名程の学生が学科横断的なグループを編成して現地調査を行い、小鹿野町内の潜在的な地域資源を「地域資源マップ」にまとめ、その成果を10月の現地ワークショップにて発表しました。小鹿野高校生徒会が取り組むイベント「家族で竹あかり」~星空の下でともそうin小鹿野~にも参加し、さらに、今年の冬休みには小鹿野高校の生徒さんとまち歩きを行います。
研修を通して、参加学生は、地域と深く結びつき、地域おこしを実践的に学んでいます。また、学科を超えたよい学び合いの場にもなっています。

期間

2019年8月27日〜29日他

参加学生 大学院生・学部生32名(うち国際地域21名、都市環境デザイン7名、国際観光4名)
研修の様子

 

 

アクラの「インフォーマル市街地」の居住環境改善に向けて

引率・担当教員

志摩憲寿(国際地域)

内容

急速な都市化の進むガーナの首都アクラの「インフォーマル市街地」にて、水道インフラを取り上げて、家族的なコミュニティの紐帯とインフラアクセスの関係性について現地調査を行いました。水道を持たない家族もコミュニティの中で助け合う姿も見られましたが、その一方で、新しい移住者にはインフラアクセスの厳しい環境に置かれている現実もまた浮き彫りになりました。
参加した学生は、現地でのインタビュー調査に苦労しながらも、持ち前のチームワークを発揮して何とかデータを取り、その成果を卒業論文にまとめ、さらに、学会論文としても執筆すべく取り組んでいます。フィールドワークからの学びはますます深化しています。

期間

2019年10月30日〜11月2日

参加学生 学部生2名
研修の様子

 

 

 

北欧の人びとの働き方と生活

引率・担当教員

藪長千乃

内容

本フィールドワークでは、北欧諸国のうち数か国を訪れ、現地の学生や人々との交流、授業への参加、インタビュー調査やアンケート調査の実施などを通じて、北欧福祉国家のあり方を現場で実感しながら理解することを目的にしています。テーマは毎年異なりますが、2019年夏のフィールドワークでは「北欧の人びとの働き方と生活」をテーマに100人調査を実施しました。

今年は、労働時間や休暇・余暇の過ごし方、子育てなどをテーマに北欧4か国10都市をめぐり、現地の人たちへ100人アンケートを実施しました。また各自個別のテーマを設定してインタビューなども実施しました。
現地では4か国の首都、さらに北極圏の街やフィヨルドを訪れ、国境を歩いて渡りました。また、大学で特別講義を受けたり、日本語クラスを訪れました。ホームパーティーに招いていただいたり、森の中を歩いたり現地の人たちの楽しみも体験しました。研修の報告と調査の分析結果は11月にスウェーデン大使館で発表しました。
現地では明治大学国際日本学部鈴木ゼミと合同ゼミを実施しました。5月のレインボーパレード、11月の大使館での発表なども合同で実施し、他大学からも刺激を受けています。

期間

2019年8月19日~9月6日

参加学生 藪長ゼミ3年生12名
研修の様子