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【卒業生インタビュー Vol.5】会計ファイナンス学科OB 福家直人さん「学生は「勉強」も「遊び」もがんばろう」

卒業生インタビュー vol.5

 学生は「勉強」も「遊び」もがんばろう福家 直人さん

福家直人さん(2014年 会計ファイナンス学科卒業)
勤務先:丸三証券株式会社
http://marusan-saiyo.com (丸三証券採用情報)

出身ゼミ:藤田英樹ゼミナール
出身高校:私立川越東高等学校



経営学部の学生が卒業生にインタビューし、仕事のやりがい、経営学部での学びの経験、学生への応援メッセージなどを語っていただくこの企画。今回は、丸三証券株式会社にお勤めの福家直人さん(2014年会計ファイナンス学科卒)にご登場いただきました。
インタビュアーはマーケティング学科4年生の坂口翔子さんと経営学科2年生の原彩華さんです。 



お客様の安心のため、日々勉強

 ―― 現在のお仕事の内容は?

福家さん1 
証券会社の個人営業をしています。地図を見て一軒一軒のお宅を回る開拓営業をメインに行っていて、これは「軒並み訪問」と呼ばれています。会社に帰ってからも、就業時間中は電話帳を開き、上から順に担当地域のお客様に挨拶のお電話をしています。新入社員は、いきなり大口のお客様を担当することはほぼありません。まずは、種まきのような、お客様の「量を増やす」仕事を任されることが多いですね。 

 丸三証券では「証券業は勉強代行業」だと考えています。お客様の資産を守るために、証券についてお客様の代わりに勉強をします。その情報を提供することで、お客様が安心して投資を出来るように手助けすることが証券会社の役割であり、私の仕事です。

―― お仕事のやりがいは?

 毎日お客様のところに足繁く通い、最初は断られつつも、最後は自分のお客様になっていただいたときにいちばんやりがいを感じます。今は、金額は大きくなくとも、自分を選んでくれた、ということに喜びを感じます。 

―― お仕事をしていて、いちばん嬉しかったことは?

福家さん2 
今年の7月に、去年の5月から断られ続けていたお客様が、お金を預けてくださったことがいちばん嬉しかったですね。最初の何回かは、訪問しても断られ続けましたが、何度も通いました。雨の中、自転車がパンクしてしまったとき、空気入れを貸していただこうと訪問することもありました(笑)。

 もちろん、1年間あたっても、預けてくれないお客様もいらっしゃいますが、そのお客様は「1年間頑張ってくれたから」と仰って、2,000万円を預けてくださいました。最初はだめでも「何度も通うことで変わることもあるんだなぁ」と思えて、とても嬉しかったです。

―― お客様の心をつかめたのはなぜだと思いますか?

 お客様のお話を懸命に伺い、お客様と仲良くなれたことが大きいと思います。途中からは、お客様の方から家庭や資産のことを話してくださるようになりました。こちら側から商品を提案しても、お客様からすれば「商品そのものはどこで買っても同じ」です。その上で、他の会社と差をつけるためには、営業の社員を「信頼することができるか」が要となってきます。

 私は、訪問した際、お茶をいただいたら後日お礼の挨拶をしに行ったり、いらっしゃらなかったときは、お手紙を置いてきたりすることもありました。そのような積み重ねの結果、選んでいただけたのかと思います。


社会人になった自分の「目線」

 ―― 社会人になって感じたことは?

 まずは朝が早いことですね。学生のときは、ある程度ゆっくりでも大丈夫でしたから(笑)。

 もちろん、意識も変わりました。勉強は答えがあり、それに向けて頑張る。一方、社会人は、自分がやればやるだけ伸びますが、やらないと全く伸びません。

 社会人になってからは、今まで読んだことのなかった『日経新聞』も読むようになり、その分視野も広げることが出来ました。学校だったら、ある程度受け身でいても自分を気にかけてくれる先生がいます。しかし社会人になると、自ら進み、自ら発信していかないといけない。それがいちばん社会人になって、強く感じたことですね。

 ―― 自分自身の魅力を活かしてどのような社会人になっていきたいですか?

 「こうなりたい」という具体的な像はまだありません。ただ、「お客様に見せる自分」をつねに大事にしたいと思っています。日常の業務ではノルマや数字が大事になり、お客様のことが意識の中から薄れてしまいがちです。しかし、お客様から大切なお金を預かるからには、「お客様との信頼関係」が大事です。訪問中は笑顔を心がけたり、留守でも一礼したりするなど、お客様に見せる自分を大事にしています。


就職は選び、選ばれるもの

 ――どのように内定先を決めればいいでしょうか?

 どこに就職するかは内定をもらってから決めればいいと思います。こちらがどんなに選んでも内定をもらえなければ意味がないため、内定をもらった会社の中から選ぶのがいいでしょう。私の場合、今の会社の人事部の方に、選考過程が進むなかでたくさん応援をしていただきました。食事に誘っていただいたり、お話を聞いていただいたりして、とても魅力を感じていたので、内定をいただいてすぐに入社を決めました。

 就活は、自分で終わらせないと無限サイクルになってしまうので、例えば「何月まで」「何社内定がでたら」「この企業に受かったら」など自分である程度期限を決めて進めるのがいいのではないでしょうか。

――今の会社に入って良かったですか?

 それはまだ分かりません。社会人ですから、学生やアルバイトと違い、割り切らなければいけないこともあります。楽しいことはいいことなのですが、ただ単に楽しいだけでは、実社会では過ごせないと思います。



学生時代は予行演習?!

 ―― 学生時代はどのように過ごされていましたか?

 学生生活の中で何かを残そうという思いで目標を立て、日々取り組んでいました。ゼミではゼミ長、サークルでも会長を務め、資格の勉強にも力を入れていました。
 

 ――学生時代にやっておいたほうがいいことは?

 自分の自由な時間をとれるのは学生のうちだけなので、学生のうちに自分の好きなこと、やりたいことの計画を立てて、実行するといいと思います。計画を立て、それを決められた期限までに遂行することができるようになる。そうしたスキルは社会人になっても役に立つと思います。

  ――興味を持って取り組んだことは? 

福家さん4 
ふつうの授業よりも、ゼミの活動に積極的に取り組みました。他の授業とは違って、色々なジャンルの本を読んだりすることで、様々な知識を身につける事ができたと思います。

 私は経営組織論を専門とする藤田ゼミに所属していましたが、経営学に限らず、心理学的な組織論である組織行動論や、経済学なども勉強しました。幅広い知識を吸収できる柔軟性が、このゼミを選んだ理由でした。

 ゼミでは、普段の授業ではできない発表(プレゼンテーション)やディスカッションをすることもでき、いちばん時間を割いていました。一緒に活動している周りの仲間たちと、お互いに高めあい、楽しみながら知識を身につけることができました。ディスカッションをして人前で話す経験は、社会人になった今でも役に立っています。

  ――どのようなところが経営学部の魅力と感じますか?

 経営学部は必修科目が他の学部より少ない分、自分の興味ある授業を自分の好きなタイミングで入れられる、その自由度が魅力だと思います。社会人になったら自分から率先して動かなければいけません。経営学部生だったら、自分で履修を決めてこの授業を受けようというような、自発的な行動が学生のうちから必要になります。そう(社会人に)なったとき必要なことを、早い段階から学べる経営学部は、他学部に比べて魅力的でした。

 ―― 最後に、学生へのメッセージをお願いします。

 学生のときは「休みが長くて最高だな」なんて思うかもしれませんが、社会人として過ごす期間のほうが圧倒的に長いです。社会人になったいま、学生時代ほど自由な時間は二度とないと思うので、今のうちにやりたいと思ったことはやった方がいいと思います。勉強だけではなく、海外旅行や一人旅など色々な経験をして、学生のうちに積める経験を積んだ方がいいです。

 勉強は社会人になっても結局しなければならないので、学生のうちは遊ぶことから得られるものを、存分に得てもらえたらいいと思います。 
福家さん4

インタビュー日:2015年9月22日
 
〔聞き手〕
経営学部 マーケティング学科4年 坂口翔子(左の写真右)
経営学部 経営学科2年  原彩華(左の写真左)
〔記録・撮影〕
経営学部 会計ファイナンス学科3年 石黒美南