第1部経営学科

◆◆ 1.第 1 部経営学科の教育方針◆◆

〇カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

経営学科では、専門教育カリキュラムを次の方針で編成している。(1)導入教育として基礎実習講義を第1セメスタに配置しており、統計、戦略分析、企業分析の3つの領域を対象に、大学での学びの基礎を身につける。(2)経営学部共通の専門基礎科目を第1セメスタから履修できるよう配置している。これらの科目により、経営学、マーケティング、会計の基礎を早い段階で学び、専門学習を深めるための土台を築く。(3)専門科目を①経営組織・経営管理、②経営戦略、③経営情報・分析メソッド、④財務・会計・マーケティングの4つの分野で構成している。それぞれについて基礎、応用、実践の順に体系的に学ぶ。(4)専門科目の4分野からコア科目をそれぞれ指定し、第1セメスタから履修できるよう配置している。経営学の基礎知識を幅広く学ぶとともに、学びのための基礎スキルを身につける。(5)ゼミナール科目を第3セメスタ以降に配置している。少人数で密度の濃い教育の場を通じて、学生が主体となって経営学を研究する。また、ゼミナールでの研究に必要な基礎スキルを学ぶために、ゼミ入門科目を第2セメスタに配置している。(6)経営学部共通のGBC(Global Business Communication)コースとして、ビジネス英語科目を数多く配置している。

〇ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

経営学科では、マネジメントのプロフェッショナルとして活躍する有為な人材として、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学士の学位を授与する。(1)①経営組織・経営管理、②経営戦略、③経営情報・分析メソッド、④財務・会計・マーケティングの4つの分野における幅広い知識と応用力を備えている。<知識・理解>(2)経営目標を実現するための方策を、政治、経済、社会、技術動向を踏まえた 上で、戦略的、論理的、創造的に考えることができる。<思考・判断>(3)実社会における経営現象に関心があり、問題意識を常に持ち、グローバルな視点で経営を捉えようとする態度を備えている。<関心・意欲・態度>(4)経営現象を正確に把握し、適切な方法で分析し、その結果を論理的でわかりやすく表現することができる。<技能・表現>(5)幅広い教養に基づき、社会的課題に対して自らの考え方やものの見方を持つとともに、異文化を理解し、さまざまな人々と外国語でコミュニケーション をとることができる。<知識・理解、思考・判断、技能・表現>

◆◆ 2.学科の目標・育成する人材像◆◆

〇人材の養成に関する目的

経営学科における人材養成の目的は、マネジメントのプロフェッショナルとしてグローバルに活躍できる有為な人材を社会に送り出すことにある。「有為な人材」とは、経営学に関する幅広い知識と応用力を備え、経営目標を実現するための方策を、政治、経済、社会、技術動向を踏まえた上で、戦略的、論理的、創造的に考えることができる人材を意味している。これらに加えて、健全な社会人として、幅広い視野と豊かな教養を持ち合わせ、多様な文化的背景をもつ人々とコミュニケーションできる人間味あふれる人材を意味している。

〇学生に修得させるべき能力等の教育目標

こうした「有為な人材」を育成するために、経営学科では、①経営学に関する幅広い知識と応用力、②経営目標を実現する方策をさまざまな観点から考えることのできる思考力と判断力、③経営現象につねに関心をもち、その問題点をグローバルな視点から考えることのできる意欲と態度、そして④経営現象を定性的および定量 的な方法で分析し、その結果を論理的で分かりやすく表現できるスキルの修得を教育目標としている。

◆◆ 3.専門教育科目の4分野◆◆

経営学は、企業などの組織に関わる現象を対象とした学問です。たとえば、経営理念や戦略、組織のかたち、経営資源などに着目し、企業の成長過程や優劣の要因を分析します。分析の方法論はさまざまであり、経済学や社会学、心理学などの考え方も用います。そのため、経営学は学際的な学問分野であるといえます。経営学科では、経営学を体系的に学べるように、専門教育科目を①経営組織・経営管理、②経営戦略、③経営情報・分析メソッド、④財務・会計・マーケティングという4つの分野で構成しています。皆さんの関心に基づき、4つの分野からさまざまな科目を学ぶことができます。

【経営組織・経営管理】

企業経営の内部マネジメントについて主に学びます。ここでの重要なキーワードは「人」です。人はどのようにものを考えて行動するのか、人々が集まったときにどのようなことが起きるのか、人々が働きやすい組織をどのようにデザインするか、人々の行動を理解したうえで管理はどのようにあるべきか、などをさまざまな角度から学びます。これらは、皆さんが社会人になったときだけでなく、学生時代のさまざまな場面で役立つ知識です。たとえば、アルバイトやサークル、社会活動などでも応用できるでしょう。そういった意味で、興味をもって深く学べることでしょう。

【経営戦略】

企業が競争を生き抜くための「打ち手」の考え方について主に学びます。ここでの重要なキーワードは「合理性」です。どのように経営資源を配分し、どのような事業へと進出し、どのような他企業と連携するのかなどについて、経営学分野に蓄積された普遍性のある「合理的な考え方」を学びます。そして、この「合理性」を、経営環境の変化や世界的潮流に対してどのように適用させるのかについて、さまざまな時代、産業、地域の事例から学びます。経営戦略の理論がもつ「合理性」を理解し、これを最新の企業経営の状況に当てはめるという試みを繰り返すことで、「戦略的思考」を身につけることができます。不確実性を増す今日のグローバル競争のなかで、企業の成長と繁栄を持続するためには「戦略的思考」がますます需要になることでしょう。

【経営情報・分析メソッド】

企業の内部にある情報、ならびに企業の外部から得た情報の「活かし方」について主に学びます。ここでの重要なキーワードは「モデル化」です。企業活動で生じる大量のデータを分析したり、情報に基づいた意思決定を行ったりするためには、データや情報、さらには意思決定ロジックの本質をモデル化することが必要です。そして、目的に合った分析手法を用いることで、企業経営に必要な情報や知識を得ることができます。そして、その仕組みを実現するのがITであり、企業経営におけるIT活用についても学びます。経営学会で研究発表をしたり、卒業論文を執筆したりするときにも「分析メソッド」は有用です。この分野を学ぶことは、大学での勉強や研究にも役立つでしょう。

【財務・会計・マーケティング】

企業活動の結果である財やサービスが顧客に選ばれることで、企業の財務成果へと結びつきます。経営学は企業活動の全体を扱う学問分野であることから、顧客を知ること、すなわちマーケティングの知識と、企業活動を「お金」で把握すること、すなわち会計の知識も必要になります。また、事業に必要な資金をどのように調達するのか、調達した資金をどの事業に投資すればよいのか、どのような経営指標を用いて企業を比較・分析するのかなどについて学びます。この分野では、経営学科の専門教育科目として開講している科目のほかに、マー ケティング学科および会計ファイナンス学科が専門教育科目として開講している科目のいくつかを取り入れています。 

第1部経営学科教育課程表

この課程表は履修登録をする上で大変重要なものとなります。入学年度によって異なるため、必ずご自身の入学年度を確認したうえでご利用ください。

【2022年度入学生用】第1部経営学科教育課程表 ←こちらからアクセスいただけます。

※2021年度入学以前の学生は「履修要覧」に掲載されています。

◆◆ 4.卒業要件◆◆

経営学科の卒業要件は次のとおりです。①基盤教育科目のうち「哲学・思想」からの2単位を含み、小計24単位以上を修得していること②【留学生以外】「国際人の形成」のうち、「語学」の必修(英語)8単位、選択必修(ドイツ語・フランス語・中国語より選択)1ヵ国語2単位を含み、小計10単位以上を修得していること【留学生】「国際人の形成」のうち、「語学」の必修(英語)8単位、必修(日本語)6単位を含み、小計14単位以上を修得していること③専門教育科目のうち、必修2単位、基礎10単位以上、「選択A群」60単位以上を含み、小計80単位以上を修得していること④専門教育科目「選択A群」のうち、「コア科目」を16単位以上、「専門科目4分野」を各分野2単位以上を含む14単位以上修得していること⑤最終セメスタに、卒業単位として認められる科目を2単位以上修得していること⑥上記要件をすべて満たし、合計124単位以上を修得していること内訳は以下に示すとおりです。

◆◆基盤教育科目◆◆

基盤教育科目は「哲学・思想」、「学問の基礎」、「国際人の形成」、「キャリア・市民形成」、「健康・スポーツ科学」、「総合・学際」の6つの分野に分かれており、合計で24単位以上履修かつ修得しなければなりません。なお、24単位を超えて修得した単位数も、卒業単位として認められます。

■哲学・思想

哲学・思想の中から、2単位以上を履修かつ修得しなければなりません。

■スポーツ健康科学実技・スポーツ健康科学講義・スポーツ健康科学演習

「スポーツ健康科学実技」、「スポーツ健康科学講義」、「スポーツ健康科学演習」は、東洋大学総合スポーツセンター(板橋区清水町)で開講します。「スポーツ健康科学実技」「スポーツ健康科学演習」は事前に説明会を行います。日時、場所の詳細は「履修登録のしおり」、学内掲示を参照してください。

 

■国際人の形成・語学

【留学生以外】

①必修(英語)8単位かつ選択必修(ドイツ語・フランス語・中国語)2単位、合計で10単位以上を履修、修得しなければなりません。②必修である「ビジネス英語ⅠA」「ビジネス英語ⅠB」「ビジネス英語ⅠC」「ビジネス英語ⅠD」「ビジネス英語ⅡA」「ビジネス英語ⅡB」「ビジネス英語ⅡC」「ビジネス英語ⅡD」すべてを履修かつ修得しなければなりません。③ドイツ語・フランス語・中国語から1ヵ国語を選択し、選択必修6科目の中から、「ドイツ語ⅠA」と「ドイツ語ⅠB」、「フランス語ⅠA」と「フランス語ⅠB」、「中国語ⅠA」と「中国語ⅠB」のいずれかの組み合わせで、2科目2単位を履修かつ修得しなければなりません。

【留学生】

①必修(英語)8単位かつ必修(日本語)6単位、合計で14単位以上を履修、修得しなければなりません。②英語の必修科目である「ビジネス英語ⅠA」「ビジネス英語ⅠB」「ビジネス英語ⅠC」「ビジネス英語ⅠD」「ビジネス英語ⅡA」「ビジネス英語ⅡB」「ビジネス英語ⅡC」「ビジネス英語ⅡD」すべてを履修かつ修得しなければなりません。③日本語の必修科目である「日本語ⅠA」「日本語ⅠB」「日本語ⅡA」「日本語ⅡB」「日本語ⅢA」「日本語ⅢB」すべてを履修かつ修得しなければなりません。

■他学部他学科開放科目  ※経営学部の学生が履修することができる他学部他学科の科目のこと。

①基盤教育科目として卒業に必要な単位に含みます。②履修単位数22単位の枠内で履修してください。③配当学年(セメスタ)はその学部、学科の配当学年(セメスタ)に従ってください。

◆◆専門教育科目◆◆

専門教育科目は、基礎・必修・選択A群(コア科目・専門科目4分野含む)・選択B群に分かれており、合計で80単位以上履修かつ修得しなければなりません。なお、80単位を超えて修得した単位数も、卒業単位として認められます。

■基礎

「現代の経営」「経営学」「マーケティング論」「現代のマーケティング」「会計基礎論」「経営統計基礎」「経済学(ミクロ)」「経済学(マクロ)」の8科目16単位の中から10単位以上履修かつ修得しなければなりません。

■必修

「基礎実習講義」2単位(1セメスタ配当)を履修かつ修得しなければなりません。

■選択 A 群(コア科目・専門科目 4 分野)

①選択 A 群は60単位以上を履修かつ修得しなければなりません。②選択 A 群に含まれるコア科目「経営組織論」「マクロ組織論」「ミクロ組織論」「企業戦略論」「競争戦略論」「意思決定論」「経営分析論」「簿記原理ⅠA」「簿記原理ⅠB」「情報処理実習A」「情報処理実習B」「基礎演習入門」の12科目22単位の中から、16単位以上を履修かつ修得しなければなりません。 ③選択 A 群に含まれる専門科目4分野(経営管理・経営組織、経営戦略、経営情報・分析メソッド、財務・会計・マーケティング)の各分野の科目からそれぞれ2単位以上を履修かつ修得しなければなりません。また、専門科目4分野の科目は合計して14単位以上を履修かつ修得しなければ なりません。

■選択B群および経営学部内他学科科目   ※経営学部内他学科科目所属学科の学生が履修することができる所属学科以外の専門教育科目のこと。

①選択 B 群は、各自の希望により履修してください。②経営学部内他学科科目は、選択 B 群として卒業に必要な単位に含みます。③履修可能単位数22単位の枠内で履修してください。 ④配当学年(セメスタ)は提供学科の配当学年(セメスタ)に従ってください。

■インターンシップ

インターンシップは履修年度の履修登録のしおりを必ず確認してください。

■基礎演習・演習

①演習科目は「基礎実習講義」の単位を修得していなければ履修できません。※ただし1年次の秋学期に「基礎実習講義」が開講されていない場合は、次年度の春学期に「基礎演習Ⅰ」と「基礎実習講義」の同時履修を認めます。その場合は「基礎実習講義」の単位修得が「基礎演習Ⅰ」の単位修得の条件と なります。②「基礎演習Ⅰ~Ⅱ」「演習Ⅰ~Ⅳ」(3セメスタから8セメスタ)は、12単位までセメスタ配当に従い履修することができます。演習は筆記試験・面接等により履修者の制限を設けることがあります。詳細は掲示等でお知らせします。③「基礎演習Ⅰ~Ⅱ」「演習Ⅰ~Ⅳ」は同一セメスタに1科目のみ履修することができます。※「基礎演習入門」は演習科目に含まれません。

■卒業論文

①卒業論文は、「演習Ⅰ~Ⅲ」(5~7セメスタ)を履修かつ単位修得し、同時に「演習Ⅳ」(8セメスタ)を履修登録している場合に限り提出することができます。②卒業論文の審査に合格すると「演習Ⅳ」の単位とは別に、「卒業論文」4単位が認められます。卒業論文の提出を希望する場合は、あらかじめ指導教員(演習担当者)の了承を受けたうえで、8セメスタ以降に履修登録してください。③提出日時および場所は掲示を行います。締切後は一切受け付けないので、提出日時を厳守してください。

■自由科目

①自分の所属学科の教育課程表にない科目の履修を希望する場合は、卒業単位にならない「自由科目」として履修することができます。②所定の用紙(学部教務課窓口で配付)に記入の上、担当教員から許可印または署名を受け所定期間中に教務課窓口へ提出してください。詳細は、各学期の「履修登録のしおり」を参照してください。③履修可能単位数22単位の枠内で履修してください。④配当学年(セメスタ)はその学部・学科の配当学年(セメスタ)に従ってくだ さい。⑤異なる入学年度対応カリキュラムの科目および第2部の開講科目は、履修することはできません。