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未来宣言 2012年11月23日、創立125周年記念式典にて

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竹村学長による当日の「未来宣言」スピーチ映像はこちら

東洋大学は、125年の歳月をかけ、創立時の哲学館から今日この日を迎えた東洋大学へと大きく変わることができました。中世ヨーロッパに成立した大学に比べれば、その歴史はあまりにも短く、まだまだ若いと言えます。しかし、本学にとってこの125年は激動の歳月であり、本学を支えてくださった多くの賢人の御尽力により、数々の試練を克服することができました。

創立者、井上円了先生が生涯の使命として実践してきたこと、それはあくまでも在野にあって、哲学教育を通じ、社会の改革に奉仕する優れた人材を育成することでした。円了先生は、物事についてあらゆる角度から思考を深め、真理を探究しぬき、そこで得られた考えを実行に移すこと、すなわち「哲学すること」を重視したのです。また、知性(学力)と徳性(人間力)とを十全に備えた、自主的・主体的に物事に取り組む人間の育成に全力を注ぎました。なお、明治の時代にあって、円了先生は3度にわたり世界を巡り、東洋と西洋の文化・人間そのものに直接触れ、その体験から日本の伝統を尊重し、かつそれを普遍的な真理に照らして吟味することを訴えました。

東洋大学がこの125年間にわたり、変わらずに次世代へと引き継いできたものは何かと言えば、創立者のこの崇高な理想であり、それは東洋大学のDNAと言えるものです。

いま、世界は大きく変化し、グローバル化の波が我が国にも押し寄せてきています。グローバル化とは何か?それは一言でいえば「世界標準」の仕組みを取り入れ、その中で永続的な成長を遂げることだと思います。この流れは私たちにとって新しい試練になるかもしれません。しかし、東洋大学は困難を恐れず立ち向かいます。東洋大学の役員・教員・職員は信念と決意をもった素晴らしい人材です。一人ひとりが熱い志を胸に秘め、努力を惜しまず、団結して共に働き、新たな課題を乗り越えていきます。なぜならば、「人材の育成」という、円了先生が掲げた崇高な理想を、未来の世代に引き継いでいく責務が私たちにはあるからです。
その実践を通じて、東洋大学は、受験生・保護者・高校の先生方・企業の皆さまから選ばれる大学でありたい、また学生の夢をかなえる大学でありたいと願っています。

私たちは未来に向けてここに宣言します。
東洋大学は、「哲学すること」の教授を根本として、世界標準の教育・研究・社会貢献活動を推進するのみならず、国際的に優れた水準の大学の実現を目指し、役員・教員・職員・学生のすべてが一体となって、卒業生ともども奮闘努力してまいります。今日、未来へ旅立つこの日を胸に刻み、創立者・井上円了先生の崇高な理想を次世代へと届けることを喜びに、地球社会の未来に貢献する大学の確立を求めて、私たちの手で新しい歴史を創出し、進化し続けていくことを誓います。

2012年11月23日
東洋大学 学長 竹村牧男