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12月14日東洋学研究所 研究所プロジェクト パネルディスカッション

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東洋大学東洋学研究所 研究所プロジェクト

「日本における先祖観の研究 ―古来の先祖観とその変容―」
パネルディスカッション

日時:

 12月14日(土)午後2時(14時00分)より

場所:

   東洋大学白山校舎 5号館1階 5104教室   

 

プログラム

14時00分~14時30分

研究発表 継ぐを以て家とす―世阿弥の先祖観
原田香織 研究員 (東洋大学文学部教授)

14時30分~15時00分

研究発表 式年遷宮のマチの先祖供養―伊勢市の墓地と神葬祭をめぐる一考察―
川又俊則 客員研究員 (鈴鹿短期大学教授)

15時00分~15時30分

研究発表 墓所の機能についての一考察―伊弉冉尊の葬地伝承地を事例として―
菊地義裕 研究員 (東洋大学文学部教授)

15時30分~15時45分休憩
15時45分~16時30分ディスカッション

  

  発表要旨:

  • 「継ぐを以て家とす―世阿弥の先祖観」

 『申楽談儀』は世阿弥の芸談を次男元能が整理した書物であるが、父観阿弥のことを「先祖観阿」として、その芸風をたたえる。ここには次男元能の筆録者としての意図が働いているのか、世阿弥自身は伝書において「亡父にて候し者」という表現をしている。しかしながら観世座にとって能が大成化される際それぞれの座の名人については「先祖の風体」とする。これは先達という意味以上の芸道における濃密な関係性を示している。血縁か芸跡か。世阿弥の伝書においては、道を伝えるべき子孫という意識と先祖という意識がある。先祖とはなにか、室町時代の芸能の道における先祖観について言及する。

 

  • 「式年遷宮のマチの先祖供養―伊勢市の墓地と神葬祭をめぐる一考察―」

 20年に一度実施されている式年遷宮にあたる今年、報告者は夏から冬にかけて、内宮・外宮のある伊勢市で、先祖供養に関する調査を行った。明治以降、神葬祭を広範囲で実施している地域でもあり、現在でも、盆の墓参などに多くの住民が参加している地域でもある。既出報告を基礎に、今年実施した現地調査(見学・観察・インタビュー等)から、地元住民が先祖供養を継続している実態と変化、神葬祭の現況と変遷について考察する。

 

  • 「墓所の機能についての一考察―伊弉冉尊の葬地伝承地を事例として―」

 『日本書紀』巻一(神代上)には、伊弉冉尊を「紀伊国の熊野の有馬村」に葬ったこと、またその御霊を「花の時」には「花を以て祭る」ことが記される。古来その葬地には三重県熊野市の「花の窟」が比定され、毎年2月・10月に伊弉冉尊の御霊を祭る「お綱掛け」の神事が行われている。この祭祀は『日本書紀』の伝承をもとに地域共同体で営まれてきた、いわば墓所祭祀である。発表では祭祀の分析および『万葉集』の墓所関係歌を踏まえて、墓所が死者と生者の連帯の空間としてその意義をもつことを述べる。


 ※東洋大学東洋学研究所では、中里巧研究員を研究代表者とする研究所プロジェクト「日本における先祖観の研究 ―古来の先祖観とその変容―」が平成25年度より3年間の計画で行われています。今回のパネルディスカッションはこのプロジェクトの一環として開催されるものです。 

備考

*入場無料・予約不要 皆様のご参会をお待ち申しあげます。

お問い合わせ先:

東洋大学東洋学研究所(東洋大学白山校舎2号館5階)
〒112-8606 文京区白山5-28-20 Tel 03-3945-7483 FAX03-3945-7483