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2018年1月20日 東洋大学東洋学研究所大型研究「日本文化の背景となる仏教文化の研究」公開シンポジウム

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東洋大学東洋学研究所
大型研究「日本文化の背景となる仏教文化の研究」
公開シンポジウム

日時:2018年1月20日(土)午後2時~午後5時
会場:東洋大学白山キャンパス 6号館2階 6202教室

シンポジウムテーマ:日本文化の背景となる朝鮮半島の仏教思想 ― 義相と元暁 ―
コンセプト:日本の明恵が描いた『華厳絵巻』に登場する義相、元暁の二人の新羅の僧侶について、その伝記、思想内容、研究状況を取り上げる。とくに2017年は元暁生誕1400年記念にあたり、韓国でさまざまな行事が行われた。そうした現代における扱われ方にも触れることで、現代韓国の状況についても触れる。なお、表題等の「義相(湘)」の表記について、日本の『華厳絵巻』などでは「義湘」、そして、韓国の注釈書などでは「義相」とされることが多い。

プログラム:
司会:橘川智昭(東洋学研究所客員研究員)

第1部 パネリストによる発表(午後2時~)

「清姫に言い寄られた安珍は如何に対応すればよかったのか
 ―新羅義相(湘)善妙伝説の日本的受容とその背景―」

愛宕 邦康(東洋学研究所客員研究員)
発表要旨:清姫が瞋恚の情から見るも恐ろしき大蛇へと変化し、道成寺の梵鐘の中に逃げ隠れた安珍を、紅蓮の炎によって焼き殺してしまう道成寺説話は、そこに描写される凄まじいまでの女の情念が、古典演劇の分野などにも取り上げられ、広く全国に浸透することになった。もっとも、これは新羅義相(湘)と善妙の伝説が原話であり、元来は全く異質のストーリーである。今回は義相と善妙の伝説が、我が国において如何に変化して行ったのかについて、安珍の位置付けに着目して論じてみたいと思う。

「新羅義相(湘)撰『一乗法界図』の研究状況と新知見」
佐藤 厚(東洋学研究所客員研究員、専修大学特任教授)
発表要旨:七世紀に活動した新羅の僧侶・義相(湘)は、朝鮮半島の華厳宗の祖である。彼は唐で華厳宗第二祖の智儼に師事し、主著『一乗法界図』を著わした。これは華厳宗を大成した法蔵にも影響を与えるなど華厳教学形成史上、重要な著作である。義相は帰国後、新羅の華厳宗を主導した。さらに日本の鎌倉時代の華厳宗の明恵の思想にも影響を与えた。本発表では、『一乗法界図』に関する従来の研究状況を紹介した後、報告者による最近の知見を明らかにしたい。

<休憩(午後3時~午後3時5分)>

「元暁の『金剛三昧経論』が日本に与えた影響」
金 天鶴(東国大学校HK教授)
発表要旨:元暁の『金剛三昧経論』は、最初‘疏’だったが、内容を読んだ中国僧が菩薩が書いたと考え‘論’にしたことで有名である。この文献は日本の古文書からも確認でき、日本で註釈が書かれるほどで、日本では元暁の文献の中、『起信論疏』の次に用いられるほど関心が高かった。本発表では、日本の『金剛三昧経論』の引用を分析し、日本では『金剛三昧経論』の理論といえる一味より、観行に興味をしめしたことと、その理由に関して探ってみる。

「元暁撰『判比量論』の諸問題」
岡本 一平(東洋学研究所客員研究員、慶応義塾大学非常勤講師)
発表要旨:『判比量論』は、新羅を代表する仏教思想家の元暁の著作である。しかし、その実態は謎に包れている。その理由は、『判比量論』は完本としては伝存せず、逸文、あるいは写本の一部のみが現存するからである。本発表では、現在知られている写本について紹介しながら、『判比量論』について、最新の報告をしたい。

<休憩(午後4時5分~午後4時15分)>

第2部 パネリストによる討論および参加者からの質疑応答(午後4時15分~午後5時)

※公開講演会終了後、6号館1階第3会議室にて懇親会を開催

※東洋大学東洋学研究所では、谷地快一研究所長を研究代表者とする、井上円了記念研究助成「大型研究特別支援助成」による研究「日本文化の背景となる仏教文化の研究」が平成29年度より2年間の計画で行われています。このたび、本プロジェクトにおきまして、「日本文化の背景となる朝鮮半島の仏教思想 ― 義相と元暁 ―」と題し、元暁と義相(湘)の二人の僧侶をテーマとしてシンポジウムを開催することになりました。

司会・発表者のプロフィールの詳細は添付のPDFのご案内をご覧ください。2018年1月20日東洋大学東洋学研究所シンポジウムご案内チラシ(表・裏) [PDFファイル/1.41MB]

お問い合わせ先 東洋大学東洋学研究所(電話・ファクス 03-3945-7483)

 

 

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