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2017年1月7日東洋大学東洋学研究所研究発表例会

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東洋大学東洋学研究所
研究発表例会

『徹通義介禅師喪記』に見る「提衣」とその変容
金子奈央 客員研究員

近代の高麗神社研究の現状と展望
佐藤 厚
客員研究員

インド考古調査局150年の歩みとカンナダ語刻文研究
石川 寛
客員研究員

日時: 平成29年1月7日(土)午後3時より
場所: 東洋大学白山キャンパス 6号館2階 6203教室

 発表要旨「『徹通義介禅師喪記』に見る「提衣」とその変容」:
 平安期末から中世初期にかけて、中国大陸の禅叢林での生活規範等を記した禅清規が日本に移入され、それとともに清規に記載される禅僧の送葬儀礼もまた日本に移入された。
 本発表では、『徹通義介禅師喪記』に記される儀礼である「提衣」に着目し、中国禅宗清規の日本への移入と変容の一端を考察する。
 具体的には、中国撰述の諸清規における「提衣」の意味の一つに、日本曹洞宗における「徹通義介―瑩山紹瑾」の法系の継承を軸として新たな意味が附与されたことを示すとともに、その背景についても指摘を加える。

 発表要旨「近代の高麗神社研究の現状と展望」:
 埼玉県日高市に高麗神社がある。ここは7世紀に滅亡した朝鮮半島の古代国家の一つ高句麗の遺民・若光を祀った神社で、代々、その子孫が宮司を務めて現在に至る。2016年は高麗郡の建郡1300年記念にあたり、古代の日本と韓国の関係をしのぶ様々な行事が行われた。しかし、一方で高麗神社は、日本が朝鮮半島を統治した時代にも重要な役割を果たした。この時代、高麗神社は国の政策である「内鮮一体」の生きた象徴として利用されたのである。ここから近代の高麗神社の研究は、日韓の近代の歴史の一つの結節点の解明という点で重要である。しかし先行研究は少なく、発表者が今年、基礎的な作業を行ったばかりである。本発表では発表者の研究を土台としながら、近代の高麗神社研究の現状と展望とを述べたい。

 発表要旨「インド考古調査局150年の歩みとカンナダ語刻文研究」:
 インド古代・中世の研究が碑文や銅板文書などの刻文を主な史料としてなされてきたことはあらためて言うまでもないことであろう。その刻文の蒐集と校訂・出版の作業を中心的に進めてきたのが、植民地下の1861年に設立されたインド考古調査局であった。調査局は過ぐる2011年に150周年を迎え、記念の行事や出版もなされたが、本発表ではその歩みを振り返る。併せて、調査局とは別個に独自のカンナダ語刻文研究を推し進めたマイソール藩王国の事例を取り上げ、植民地支配下の歴史研究が当時の社会で担っていた意味についても検討する。

入場無料・予約不要
皆様のご参会をお待ち申しあげます。

お問い合わせ先
東洋大学東洋学研究所
〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20
電話/ファクス 03-3945-7483