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価値調査ユニット活動報告

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TIEPhの第二ユニットである価値調査ユニットは、意識調査のためにシンガポールに行ってきました。調査結果はまだでませんが、私たちが感じたシンガポールについて報告したいと思います。

シンガポール日記
10月25日(水)
午前11時30分頃の飛行機で私たちはシンガポールに向かいました。
18時00分頃チャンギ空港に到着し、外に出てみると、湿気と暑さで少し具合が悪くなりましたが、とりあえずタクシーに乗ってホテルまで。ホテルに向かう途中、雷、スコール…のお出迎え。シンガポールならではですね。ちなみにシンガポールでは後部座席の人もシートベルトをしないと罰金が取られるそうです。ホテルに着いてチェックインしてからまず私たちは、夕飯を食べに行くことに!!ホテル周辺の地理がまったくわからなかったので、地図を見ながら手探りでレストランを探しました。探しているうちに雨も止み、川が見えるレストランで夕食をとることになりました。まずは1日目お疲れ様の乾杯としてシンガポールのビールを飲みました。
シンガポールは夜になると人が増えてくるようで、私たちが夕食を終える頃になると、人で溢れていました。夜の方が栄えているのかな?というのが初日の印象でした。

10月26日(木)
2日目は今回の目的である、調査会社との打ち合わせ。
このときの交通手段がMRT(地下鉄)です。シンガポールの地下鉄には切符がありません。「STANDARD TICKET」というデポジット式のICチケットを買います。日本でいうならみんなが常に「Suica」を持ち歩いていると考えたらよいのではないでしょうか。まずはチケットを買って目的地まで。ちなみにsuicaと同じで改札に軽く触れればok!!改札を通ったらまたチケットの券売機に行って払い戻しをします。そうすると1ドル返却されるという仕組みです。お金はかかるとは思いますが、紙の無駄にはならないので環境配慮の取り組みなんだなと思いました。その他、チケット使用後のものを集めた募金活動などもおこなっているようです。

     

MRTに乗ってチャイナタウンへ。駅を出て、最初に目にしたものは標識で「路上喫煙、罰金1000ドル」マーク。ゴミのポイ捨てなどの罰金の標識もありました。やはり、環境の取り締まりは厳しいと思った瞬間でした。昼食はチャイナタウンで有名な屋台ホーカーで軽く済ませ、いよいよ本日の目的である打ち合わせをするために、メディア・リサーチ社へ。

今回の打ち合わせの目的は、調査票の翻訳部分の確認。私たちが日本語で作ったものと、英語や中国語の表現などを比較し、確認する作業です。今回は主に、英文との比較を行いました。最初に英語と中国語で書かれた調査票を受け取り、一問ずつ質問文と選択肢の英文の確認作業。この作業は当たり前ですが全て英語です。聴き取るのが精一杯でどこをどう直すのかが、やっと分かる感じでした。主な修正箇所は、日本語の表現としてはあるものの、英語で表現すると微妙にズレが生じてしまうようなものの翻訳についてで、日本語の正確な意味合いを英語で説明することで、どうにか一致するようにしていました。それと、私たちが作成した調査票は、過去に使われた調査の英語版を参考にしたのですが、もとの英語を修正した方がよい箇所もあったようです。こうした作業を数時間行い、メディア・リサーチ社との打ち合わせを終えました。

調査会社との打ち合わせの合間に、有名なマーライオンタワーを見ることができました。このマーライオンタワ ーは、見るだけではなく中にも人が入れるらしいとのことです。テーマパークのアトラクションのような感じでした。


また夜はナイトサファリに行くことに。ナイトサファリとは、日没にあわせて開園するという夜間専用の動物園です。夜になると活動し始める夜行性の動物を主に集めた動物園だそうです。私たちは日本語のガイドがついているトラムに乗って見学しました。園内は生息地別に環境を再現したエリアに分かれていて、なるべく自然に近い形で動物が見られるようになっていました。そのため、照明もわずかで、カメラのシャッターをつけて写真を撮ることも禁じられています。
ナイトサファリでは動物たちが近寄ってこないように工夫がされていて、誰でも安心して見ることができます。ライオン、サイ、フラミンゴ、バク、その他たくさんの動物を見ることができました。中には絶滅寸前の動物もいて、生物多様性の重要さを実感できる大変貴重な時間となりました。

10月27日(金)
3日目は、国立シンガポール大学で、Ir3Sよりご紹介いただいたVictor R. Savage先生とDaniel PS. Goh先生のお二方にシンガポールの実情や内情について、インタヴューを行いました。
地理学が専門のVictor先生には、民族や経済格差の面から見たシンガポールを中心に、シンガポールの人口の大部分を構成している、3つの民族(中華系・マレー系・インド系) が信仰している宗教や、政治的態度といった特徴、さらにシンガポールにも富裕層と貧困層が存在し、それぞれの環境問題に対する切実さや捉え方が異なっているという話を伺いました。
社会学を専門としている、Daniel PS. Goh先生には、世代調査の実態を中心に、シンガポールの若い世代が環境問題に対してどのような印象を持っているのか、大気汚染や水質汚濁などの環境調査の実際について話を伺いました。 

その後はシンガポールの環境の資料などをもらいに、「ENVIrONMENT BUILDING」へ。まずそこで見たのは、環境に関するたくさんのポスター。環境保護や政策についての訴えが様々な面から投げかけられていました。リサイクル、ゴミのポイ捨て、水資源などなど。そういった環境教育に関するポスターやパンフレットをもらった後、さらにアポイントメントを取って環境政策の資料ももらいに行きました。
これらの資料を報告書作成にフル活用するつもりです。

その後、環境破壊行為をするといくらの罰金が取られるとイラストで書いてあるTシャツなどをおみや げとして買い、シンガポールの地を後にしました。

シンガポールの環境政策、日常における環境に対する取り組みなどを実際に見て、日本との違いに驚き、これからどのような取り組みを日本でしていくのがよいのだろうかを考えさせられた3日間でした。調査票に関しても国際調査のプロセスの一部に関わることができて大変貴重な時間であったと思います。この調査の成果も、仕上がり次第、報告していきたいと思っています。

執筆担当 吉田美緒・齊藤光治