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ICAS・TIEPh共催 国際セミナーを開催しました。

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茨城大学ICAS・東洋大学TIEPh共催 国際セミナー
「持続可能な発展と自然、人間—西洋と東洋の対話から新しいエコ・フィロソフィを求めて―」

日時

2008年11月8日(土) 午後1時から5時半

会場

茨城県県南生涯学習センター 多目的ホール プログラム

開会挨拶

三村信男(茨城大学学長特別補佐・ICAS機関長)

座長解説

中村耕二(NPO農業とみどり研究所専務理事)

問題提起「環境思想史から見たエコ・フィロソフィーの課題」

上柿崇英(茨城大学助手)

第1部 自然といのちへのまなざし〈思想的・理論的アプローチ〉

  1. 「エコロジーかエコノミーか」 小坂国継(日本大学教授)
  2. 「仏教経済―E.F.シューマッハのエコ・フィロソフィー」 ケネス田中(武蔵野大学教授)
  3. 「仏教思想の社会的役割について―サステイナビリティとの関係において―」 竹村牧男(東洋大学教授)

第2部 自然の癒し・人間の自然らしさ〈社会的・実践的アプローチ〉

  1. 「持続可能な黙示録」 ジェフリー・クラーク(茨城大学特任教授)
  2. 「生命の全一性の回復と自然共生社会」 中川光弘(茨城大学教授)
  3. 「持続可能な社会に向かう思想と政治」 岡野守也(サングラハ教育・心理研究所代表)

全体討論

閉会

 ICASとTIEPh共催の国際セミナーも3年目を迎えました。今年度は、「エコ・フィロソフィ」のあり方をめぐって、思想的・理論的な立場と社会的・実践的な立場から、多角的な議論がなされました。
 冒頭、上柿崇英氏(茨城大学助手)の「環境思想史から見たエコ・フィロソフィーの課題」では、1960年代以降のアメリカを中心とする環境思想史の系譜を丁寧に辿りながら、「ディープ・エコロジー」の思想を中心に、「ディープ・エコロジー」が果たした役割、問題点、今日的課題などを論じることで、「エコ・フィロソフィ」のあり方を問うというセミナー全体の共通の問題意識を呈示されました。
 TIEPhからは、竹村牧男研究員が「仏教思想の社会的役割いついてーサステイナビリティとの関連において」というタイトルで発表いたしました。個々の環境意識と実際の行動(社会的実現)の乖離をいかに媒介するのか、という視点でCSR(Corporate Social Responsibility)の概念を一つの導きの糸として、「ディープ・エコロジー」の課題を再検討する形で展開を行いました。
 全体討論では、発表者の先生方が交互に質疑を行うことで、個々の発表の内容がより深められ、実りある討論になりました。とくに「ディープ・エコロジー」の捉え方については、それぞれの専門による解釈の可能性が示されたことが興味深かったです。
 次年度は、ICAS・TIEPh共催セミナー総括の年として、東洋大学で開催する予定でおります。発展的なセミナーの継続を期待しています。