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国際シンポジウムを開催しました。

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TIEPh国際シンポジウム

主催:東洋大学「エコ・フィロソフィ」学際研究イニシアティブ

後援:モンタナ大学モーリーン&マイク・マンスフィールドセンター

みんなで地球を救いたい!~環境NGOのサステイナブル・マインド~

日時

2008年11月22日(土) 午後2時~5時

場所

東洋大学白山キャンパス スカイホール(2号館16階)

コーディネーター

大島 尚(東洋大学社会学部教授、TIEPh研究員)

パネリスト

  • メアリー・ミツォス(アメリカ国有林保護財団副代表)「アメリカにおける環境非営利活動の役割とその移り変わり」
  • デボラ・セリグソン(世界資源研究所中国支部長)「中国における環境NGOの国際活動と国内活動」
  • 前田洋枝(東海学園大学非常勤講師)「日本の環境NGOにおける参加者のエンパワーメント」

コメンテーター

今井芳昭(東洋大学社会学部教授、TIEPh研究員)

  

 2008年11月、東洋大学の学術協定校である米国モンタナ大学のモーリーン&マイク・マンスフィールドセンターの後援を受け、国際シンポジウム「みんなで地球を救いたい!~環境NGOのサステイナブル・マインド~」を開催した。

 まず、アメリカ国有林保護財団副代表のメアリー・ミツォス氏が「アメリカにおける環境非営利活動の役割とその移り変わり」と題する発表を行った。ミツォス氏は、アメリカにおける森林保護の歴史の中で、環境非営利活動を組織化し、目的を明確にし、人々の参加を促してきた影響力が何であったかを解説した上で、現在行っている地域社会をベースにした森林保護の非営利活動の具体例とその目的を紹介した。また、最近になって生じている組織運営上の問題について、解決策も含めた説明を行った。
  

 次に、世界資源研究所中国支部長のデボラ・セリグソン氏が「中国における環境NGOの国際活動と国内活動」と題する発表を行った。セリグソン氏は、比較的最近になって登場した中国のNGOについて、国際組織と国内組織の役割の違いを中心に解説した。特に、環境NGOは近年急速に発展してきているものの、法律上の問題や組織上の問題、さらには財政的な問題をかかえていること、しかし活動範囲は確実に広がってきており、将来については楽観視してよいことなどの説明がなされた。
  

 3番目に、東海学園大学非常勤講師の前田洋枝氏が「日本の環境NGOにおける参加者のエンパワーメント」と題する発表を行った。前田氏は、「国際海岸クリーンアップ」の事例を取り上げ、その活動内容を紹介するとともに、メンバーの積極的な参加意識に影響を与える「エンパワーメント」について、有能感、連帯感、有効感という3つの側面から調査結果に基づいて解説した。そして、社会心理学の立場から、環境NGOの活動の持続に必要な条件についての氏の考えが述べられた。
 最後に、TIEPh研究員の今井芳昭氏(東洋大学社会学部教授)が、環境NGOの活動についてまとめた上で、今後多くの人々が環境配慮行動にコミットするようになるためにはどのような方策が必要と考えるかを質問し、3名のパネリストがそれぞれの立場から意見表明を行った。フロアからも積極的な質問が出され、全体として有意義な議論が展開された。